ゴルフ百科事典

ゴルフ練習の「保持テスト」って何?

運動学習・保持

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まず答え

は、練習直後の出来ではなく、一定時間を空けたあとに同じ技能をどれだけ再現できるかを見る確認です。練習中だけ一時的に良くなったのか、学習として残ったのかを分けるために使います。距離や条件を変えて確かめる「転移テスト」とは別です。

詳しい解説

練習中に成績が上がっても、その改善がそのまま技能として残ったとは限りません。助言を受け続けた、同じ距離を繰り返した、直前の感覚が残っていたなど、その場だけ成績を押し上げる要因があるためです。保持テストでは練習から時間を空けたあと、同じか近い条件の課題をもう一度行い、改善が残っているかを確認します。

保持までの時間に一つの固定ルールはありません。Ishikuraは34人のゴルフパッティング学習で、結果を毎回知らせる群と3回に1回知らせる群を比較し、練習後10分と24時間に保持テストを実施しました。翌日の保持では、結果情報を減らした群の一部の誤差指標が小さくなりました。これは練習中の成績だけでは学習方法の違いを十分に判断できない例です。

DailとChristinaはゴルフパッティングの練習間隔を比較し、保持を1日、7日、28日後に評価しました。分散して練習した群は集中して練習した群より習得段階と保持段階の両方で良い成績を示しました。一方、その研究では1日・7日・28日の保持時点の間に有意差はありませんでした。保持を見る時間幅は研究目的によって変わります。

また、保持テストと転移テストは目的が違います。保持は主に『時間が空いても同じ技能が残っているか』を見るのに対し、転移は距離、クラブ、傾斜など条件を変えて『別条件でも使えるか』を見ます。

実用上は、練習直後のナイスショットだけで上達判定を終えず、翌日や数日後に同じ課題を少数球で再確認します。そこで再現できるかを見ると、直後の調子と学習として残った変化を分けやすくなります。