ゴルフ業界分析

公表資料調査 · 2026年10月28日公開

ゴルフ場の芝管理費と機械・資材|調査レポート

企業財務、芝の生産、農薬出荷、機械・散水の供給構造を、比較条件と原資料まで確認する。

GOLF DNA編集部 · 調査 2026年10月24日

TURF MANAGEMENT & SUPPLY

芝の管理・資材を担う
会社の3年を追う

48.58 億円

東洋グリーン · 2025年12月期の全社売上
2023年12月期比 +16.4%

2023年12月期41.73 億円
2024年12月期44.49 億円
2025年12月期48.58 億円

棒は0基準、上限50億円。単一企業の公表値。

東洋グリーン会社概要2026・PDF2頁から作図。ゴルフ以外の施設、資材販売・工事等を含む全社売上。全国市場規模や管理受託だけの売上ではない。

ゴルフ場のプレー環境を維持する、管理受託・機械・資材・散水設備の供給構造を調べた。調査基準日は2026年10月24日。一般向けのまとめ記事に載せた数値の対象・時期・単位を確認し、企業別の年次表、公的統計と業界集計、資料間の差、取得できなかった範囲まで記録する。

金額は原通貨を保存し、円を併記した。米ドルは日本銀行の2026年10月23日17時の156.95〜156.97円の中間値、1米ドル=156.96円に統一して概算する。歴史的な売上を当時の円に換算したものではなく、現在の感覚で規模をつかむための表示である。

1. 調査で分かったこと

公開資料から確認できたのは、単一の全国市場総額よりも、供給の各層で異なるお金の動きだった。主な結果を先に並べる。

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対象主な確認結果読み取る際の範囲
グリーンの管理費米国の同面積比較ではFW約8倍、ラフ約39倍2020年作成資料の37コース。日本の総予算比率ではない
東洋グリーン全社売上は2023年41.73億円→2025年48.58億円、約16.4%増競技場・資材・工事等を含む
共栄社 / BARONESS2025年公表売上156.7億円ゴルフ以外、海外を含む会社規模
The Toro Company2025年全社45.104億米ドル、約7,080億円建設機械・家庭用などを含む
国内の芝生産全国調査同士では2021→2024年、金額約4.3%増、出荷面積約8.8%減ゴルフ以外の用途も含む生産者出荷
芝向け農薬長期表では2020→2024年度、金額約11.3%増、公表数量はほぼ横ばい会員報告、ゴルフ専用ではない
最新農薬集計2025年度の芝向け232.66億円長期表との前年比の不整合があり別掲

管理受託・機械・資材を合算した、日本のゴルフ場向け総市場額は今回の公開資料では確定できなかった。各社・各層を足した値を市場規模としては提示しない。企業の増収から全国需要の増加率を導いたり、出荷から実使用量を推計したりすることも避けた。

以下の表は、特記したものを除き実績の公表値である。予測は実績表へ混ぜていない。国内企業は全社または個別公告、Toroは全世界の連結・部門を対象とし、比較の際には地域と範囲をそろえる。

2. 業界の範囲と供給のつながり

本調査では、会社がプレー料金を受け取る事業から、その先のコース維持に必要な調達を切り出した。管理会社は労務・技術を提供するだけでなく、資材を購入したり、管理機械を用いたりする。一社が複数の層にまたがる場合もある。

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層主な製品・サービス売上の性格例として確認した会社
管理受託コース管理、施肥・防除等の実施、助言継続契約、追加作業等東洋グリーン、東急グリーンシステム
機械刈込・更新・散布・運搬、無人機本体販売、部品、整備等共栄社、Toro、John Deere、Jacobsen
資材芝・種子、薬剤・肥料、改良材生産・輸入・卸売・販売東洋グリーン、理研グリーン等
散水設備ヘッド、制御、ポンプ等機器、設置・改修、保守Toro、Rain Bird、取扱販売会社
工事張り替え、改修、給排水、造成等個別案件ごとの工事収入東洋グリーン、東急グリーンシステム等

同じ支出が供給の異なる段階で売上になる。たとえば、資材メーカーから卸売会社を通って管理会社やゴルフ場へ納品されれば、各段階の売上を足すと同じ資材の価値を何度も数える。管理契約が資材を含むか、機械を誰が保有するかによっても支出の見え方は変わる。

本表は確認した事業の配置であり、国内シェアや網羅的な企業順位ではない。事業の根拠は東洋グリーン会社概要、東急グリーンシステム、Toroなど。

3. グリーンの維持費:部位別の同面積比較

「通常のコース管理ではグリーンに費用が集中するのか」という追加の問いを検証した。同面積当たりの維持費が高いという裏付けはある。日本の総管理費の過半を占めるという全国値は、今回の公開資料では確認できない。

R&A公開のCosts of Golf Course Maintenance – Past, Present and Futureは、USGA Facility Toolの入力に使った米国37コースの調査値を表2に示す。規模・立地・予算水準等の異なる少数標本による推定値である。PDF作成日時は2020年1月23日。標本の調査年度は表2に明記されていない。

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部位原表:米ドル/エーカー1,000m²当たりの円概算グリーンの費用÷各部位の費用
グリーン68,469米ドル約265.6万円1.00倍
バンカー40,507米ドル約157.1万円1.69倍
フェアウェイ8,604米ドル約33.4万円7.96倍
ティー7,902米ドル約30.6万円8.66倍
ラフ1,762米ドル約6.8万円38.86倍

出典:R&A公開PDF・7頁表2。換算式は「原表米ドル × 156.96円 ÷ 4,046.8564224m² × 1,000m²」。円概算は読者が規模をつかむための統一為替による換算で、当時の円、現在の米国費用、国内の発注相場を示さない。

グリーンとフェアウェイの比は68,469÷8,604=約7.96、グリーンとラフの比は68,469÷1,762=約38.86。同じ面積に必要な維持費の差を示す。一方、バンカーも40,507米ドル/エーカーと高く、グリーンとの比は約1.69にとどまる。芝地の中でグリーンは際立つが、管理対象を全て含めるとバンカーも見落とせない。

維持費と総額、通常作業と改修を分ける

この資料は年次の維持管理予算を扱うが、表2そのものの見出しはAverage Cost per Acreで、年額の再表示・個別の調査年・費目配賦の原票はない。本稿では原表の管理費として保存し、表にない精度の年間原価を付け足さない。造成・大規模改修の工事見積と混ぜず、臨時補修や設備費等を完全に分離した「通常作業だけの統一原価」が分かったとも扱わない。

総額を求めるには、それぞれの場所の管理面積が必要になる。基本は「場所別総額=その場所の単価 × 管理面積」であり、8倍という単価比を、そのまま総額比や予算占有率へ置き換えられない。37コースの平均単価に、別の調査の平均面積を掛けて、日本の平均予算を推計することもしていない。

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確認したいこと今回確認できたこと残る情報
同面積でグリーンは高いか米国37コースの表ではFW約8倍、ラフ約39倍現在の日本を代表する単価比較
全管理費の何割がグリーンか一律の全国割合は未確認同じコース・年度の部位別総額と配賦基準
通常管理だけの支出か維持管理費比較を採用、造成費は加算せず定期作業、臨時補修、設備費、改修費の原票による分離
複数年で差が広がったか部位別の連続年次比較は未確認同一コース・費目・面積・品質での年次原価

4. 国内の刈込時間と、グリーンに手間がかかる理由

関東ゴルフ連盟が2018年6月25日に開催した第2回サステナビリティ講習会の牛木雄一郎氏の資料には、「刈込における労務時間(人工)の割合」としてグリーン57%、FW4%という図がある。刈込に限ればグリーンへの労務集中を示す国内の公表事例である。講習会の開催と掲載元、講習資料・PDF25頁

ただし、図の対象コース・対象年度・集計期間・刈込方式はそのページに示されていない。57%の分母は刈込作業の労務時間であり、全作業時間、総人件費、肥料・薬剤・水・機械を含む総管理費ではない。前頁の全作業の図には改造改修や暗渠排水工事なども含まれるため、そこから「通常管理費全体」の割合を算出しない。

さらに、R&A報告8頁は、米国のグリーン刈込を刈込労務全体の比較的小さい部分と説明する。国内講習の57%と同じ標本・方式ではなく、両者を一つの平均像に統合しない。管理面積、グリーン面数、手押し/乗用、移動、作業頻度、要求品質などをそろえた比較が必要になる。

刈込回数と仕上げの違い

ハワイのゴルフ場管理指針は、グリーンの低いと日々の注意、刈り刃の頻繁な調整・研磨を説明し、多くのコースで毎日の刈込、または一部をローラーがけに置き換える例を示している。FW等は週2〜3回、ラフは週1〜2回という記述と比べると、同じ面積でも反復作業が多くなる理由が分かる。これは温暖地の指針で、日本全国共通の作業回数ではない。Hawai‘i Golf Course Maintenance・Cultural Practices

「通常メンテ」は本稿では、日々の刈込・転圧・散水・施肥・防除と、維持のために定期的に行う・エアレーション等を検討範囲とする。毎日の作業だけを指す場合とは区別する。これらの定期作業も、グリーンの新設、床土を含む全面改造、大規模排水改修、災害復旧などの工事とは分けて記録する。

この追加調査で記事に反映するのは、グリーンには同面積当たりの費用・手間が集中しやすいことと、管理の仕方で負担が変わることだ。国内の標準単価や総予算の割合、最近の上昇率を新たに確定したという意味ではない。部位別原価が連続年次でそろわないため、この比較を企業売上や資材出荷の年次系列へ接続しない。

5. 数字を比べるための単位・年度・会計範囲

資料の表題と原単位を残し、記事用の億円表示だけで比較しない。農薬年度は暦年とずれ、企業の決算月も異なる。企業売上と生産者出荷額、個別の資産と期間の利益も分ける。

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資料原単位・期間本稿での扱い
東洋グリーン百万円、12月期100で割って億円
共栄社円または億円、2023年/2025年実績公表年を維持。連結範囲の明記なし
東急グリーンシステム千円、3月末100,000で割って億円。公告の当期利益表記を維持
Toro百万米ドル、10月期原通貨と固定相場の概算円を併記
農水省の芝出荷千円・a、暦年の生産状況a÷100=ha。全国/主産県を区別
協会の農薬出荷百万円、前年10月〜当年9月芝用途と緑地・樹木を区別

本稿の換算式は「百万米ドル×156.96÷100=億円」。米ドル額に同じ倍率を掛けるので、円表示の伸び率にも過去年の為替変動は入らない。企業の実際の円売上、輸入時の原価、将来の支払レートを再現するものではない。日銀の採用相場

「未確認」は今回の資料で確認できなかったことを意味する。売上がない、非公表が確定している、市場が存在しない、という意味にはしない。

6. 全国市場の総額として確認できた範囲

農薬と芝生産には集計がある。しかし、どちらも日本のゴルフ場が管理に払う総額とは範囲が違う。管理費・機械・肥料・施工費をすべて覆う、同一年度・同一定義の公開統計は確認できなかった。

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指標金額・対象市場総額に置き換えられない理由
芝の生産者出荷2024年74.55億円、全国全用途ゴルフ以外を含み、管理・施工・種子等の総支出ではない
芝用農薬の会員出荷2025農薬年度232.66億円会員報告で、ゴルフ専用でも全資材でもない
東洋グリーンの売上2025年48.58億円特定企業、非ゴルフ事業を含む
共栄社の売上2025年156.7億円海外・非ゴルフ向けを含む
Toroの売上2025年約7,080億円相当世界全社、建設・家庭用等を含む

全国の施設数に仮の平均管理費を掛ける方法も考えられるが、今回、代表性のある国内平均管理費を確定できていない。内製と外注、面積、営業期間、気候、品質水準、機械費用の持ち方をそろえなければ、計算結果の意味が変わるため推計しなかった。

確認済みの数字は規模を知る入口として使い、合算やシェア算定には使わない。これは総市場が小さいという結論ではなく、公開資料による捕捉範囲の限界である。

7. 東洋グリーン:管理・資材・工事の全社売上3期

2026年4月1日付会社概要のPDF2頁に、過去3期の売上が同じ表で掲載されている。2023年12月期から2025年12月期までを採用した。

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12月期原数値(百万円)億円表示前年比・本稿計算
2023年4,17341.73億円比較元未収録
2024年4,44944.49億円+6.6%
2025年4,85848.58億円+9.2%

2023→2025年は6.85億円の増収、増加率約16.4%。事業には、ゴルフ場・公園・競技場等向けの資材や薬剤、管理、工事、給排水、芝草の生産販売、機械の販売・賃貸借・輸出入が含まれる。従業員数は272名と記載される。

したがって、全社売上を「ゴルフ場の管理受託市場」や「管理委託料」だけの数字と扱うことはできない。今回採用した資料には利益、管理受託部門の売上、管理コース数の同一定義系列がなく、増収を受託施設増・単価上昇・工事案件増へ分解する根拠は足りない。

英語会社案内でも同じ売上値を確認したが、古いプロフィール基準日が残るため、日本語2026年版を優先した。数値は千円ではなく百万円であり、4,858百万円=48.58億円である。日本語原本、英語案内

8. 東急グリーンシステム:公告で追える利益と資産

公開されているのは貸借対照表であり、売上高や営業利益の一覧ではない。表中の「当期利益」と、総資産・純資産を3期で比較する。

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3月期総資産純資産当期利益(公告表記)
2024年20.59億円13.20億円4,091.1万円
2025年22.16億円13.82億円7,723.0万円
2026年20.52億円14.60億円7,738.1万円

原数値は千円で、2024年の当期利益40,911、2025年77,230、2026年77,381。総資産はそれぞれ2,059,116、2,215,694、2,052,146、純資産は1,319,739、1,382,428、1,460,489である。各期とも負債と純資産の合計が総資産と一致する。

2025年に当期利益が増え、2026年はほぼ同水準だった。ただし、営業活動による利益の内訳や、一時要因、ゴルフ部門の寄与はこの公告だけでは分からない。全社には造園、鉄道緑化、公園運営などもあり、ゴルフ管理だけが利益を生んだとは結論しない。従業員221名は2026年4月1日時点の会社概要値。

管理事業の説明では資材一括購入、機械調達、人材採用・研修・労務支援を挙げる。受託管理が技術と労働力だけでなく、調達や管理体制の提供でもあることを示す事例と読める。公告一覧、事業説明

9. 共栄社 / BARONESS:国内メーカーの規模

現行の日本語会社概要に、2025年実績売上156.7億円、従業員354人(2026年3月現在)とある。英語会社概要は2023年売上11,720,000,000円、すなわち117.2億円を掲載している。

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年会社公表の売上参照資料
2023年117.2億円英語会社概要
2024年自社一次資料で今回未確認補間しない
2025年156.7億円現行日本語会社概要

二つの公表値の単純比較では約33.7%増える。ただし、両ページには単体・連結の範囲、地域・用途別内訳、集計変更の有無を確認できる記載が十分にないため、同一定義の市場成長率とは扱わない。外部の企業紹介には2024年136.4億円という値も見つかったが、今回の一次資料の系列へ混ぜていない。営業利益も未確認。

自社ブランドのBARONESSは、刈込機、無人機、管理機などを持つ。会社サイトにはSHIBAURA、Rain Bird、E-Z-GO、CUSHMAN、BERNHARDなどの取扱いカテゴリもある。掲載されている他社ブランドを、すべて共栄社の所有ブランドとみなすのは不適切であり、メーカー・販売取扱い・資本関係を分けて整理した。

ゴルフ以外の公園・スポーツグラウンド・河川堤防・道路等への機械供給も会社が説明している。日本語概要、英語概要、会社・製品カテゴリ

10. 海外メーカーと資材会社の位置づけ

業界の企業地図を作るため、財務を詳しく採用した会社以外も、公式の事業範囲を確認した。ここでの一覧は代表例であり、採用コース数やシェアのランキングではない。

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会社・ブランド確認した供給分野本稿で確認できていない数字
Toro機械、散水、デジタル管理ゴルフ単独・日本単独の売上
John Deereゴルフ・スポーツターフ機械ゴルフ単独の売上・利益
Jacobsen / Textronゴルフ等のターフ管理機械ブランド単独の売上・利益
Rain Bird散水ヘッド、制御、ポンプ・フィルター日本のゴルフ向け売上
理研グリーン緑化薬剤・資材、産業薬剤、緑化工事等最新のゴルフ単独売上・利益
やまびこ / ECHOロボット芝刈り・集球、草刈り機等ゴルフロボット単独の売上

理研グリーンは2019年にクミアイ化学工業の完全子会社となり、上場を廃止したことが会社沿革で確認できる。従業員162名は2025年10月末現在。旧IRページの上場期の数字を、最新の芝向け業績へ置き換えない。同社には製紙・産業薬剤もある。

John Deere公式、Textronの事業説明、Rain Bird公式、理研グリーンの会社概要。各社の親会社全体の売上を使って、芝管理の企業ランキングを作ることはしていない。

11. Toro:全社連結の3年推移

全社のGAAP実績を2023〜2025年10月期で比較する。原単位は百万米ドル。括弧内の日本円は1米ドル156.96円による億円概算である。

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10月期全社売上・百万米ドルGAAP営業利益・百万米ドルGAAP純利益・百万米ドル
20234,553.2(約7,146.7億円)430.7(約676.0億円)329.7(約517.5億円)
20244,583.8(約7,194.7億円)533.3(約837.1億円)418.9(約657.5億円)
20254,510.4(約7,079.5億円)409.9(約643.4億円)316.1(約496.2億円)

2025年度の全社売上は前年比約1.6%減で、2023年と比べても大きく増えてはいない。一方、製品構成にはゴルフ・競技場、建設、家庭用、雪氷管理等があるため、全社の横ばいを、そのままゴルフ需要の横ばいと読むことはできない。

営業利益は2024年度533.3百万米ドルから2025年度409.9百万米ドルへ減少した。純利益も418.9百万米ドルから316.1百万米ドルへ減少。この表は調整後利益を混ぜず、会社の通常の会計基準による公表値を並べたものだ。

なお、資料は会社の決算発表に添付されたUnauditedの表である。監査済み年次報告書の原本を取得したと扱わない。2025年年次報告書は今回、直接取得が403、webツールでは容量制限で未取得となったため、採用値は決算発表資料に固定した。2024発表・PDF8頁、2025発表・PDF7頁

12. Toro:Professional部門を分けると見える動き

ゴルフ・グラウンド向け製品を含むProfessional部門を全社から分ける。この部門にも、地下工事用機械や造園事業者向け、雪氷管理等の製品が含まれるため、ゴルフ部門そのものではない。

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10月期部門売上・百万米ドル部門公表利益・百万米ドル利益÷売上
20233,674.6(約5,767.7億円)509.1(約799.1億円)13.9%
20243,556.9(約5,582.9億円)638.9(約1,002.8億円)18.0%
20253,624.0(約5,688.2億円)702.5(約1,102.6億円)19.4%

2025年度は部門売上が約1.9%増、部門利益が約10.0%増。会社は、ゴルフ・グラウンドおよび地下工事向け製品の出荷増と、正味販売価格の改善を増収要因に挙げる。部門全体の増加額をゴルフ向けの増収額とする根拠はない。

利益の増加には、生産性向上やコスト削減なども挙げられる。2023→2024年度の部門利益増加には前年の非資金性減損も関係しており、利益率の上昇すべてを販売量の増加で説明できない。

2024発表では部門利益を税引前、2025発表では利息・税引前と表記している。Professionalの2024比較値638.9百万米ドルは両資料で一致するが、部門合計やOtherには扱いの違いがあるため、全社営業利益と単純に足し引きしない。表の利益率は部門公表利益÷部門売上の計算値である。2024発表、2025発表

13. Toro:2026年度の最新9か月を通期と分けて確認

2026年9月3日発表の第3四半期資料を採用する。2026年7月31日までの9か月累計を、前年の2025年8月1日までの会社公表比較期間と比べた。期間は通期ではない。

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百万米ドル/括弧内は円概算前年9か月2026年度9か月
全社売上3,444.2(約5,406.0億円)3,686.8(約5,786.8億円)
GAAP営業利益317.4(約498.2億円)397.3(約623.6億円)
GAAP純利益243.1(約381.6億円)290.3(約455.7億円)
Professional売上2,713.7(約4,259.4億円)2,943.2(約4,619.6億円)
Professional公表利益527.8(約828.4億円)573.8(約900.6億円)

全社累計売上は約7.0%増、Professional売上は約8.5%増。第3四半期の3か月だけでは全社1,225.8百万米ドル(約1,924.0億円)、Professional1,012.6百万米ドル(約1,589.4億円)で、それぞれ会社公表の伸び率は8.4%、8.8%だった。

3か月のProfessional増収理由に、数量、正味価格、Tornado買収が挙げられる。買収による上乗せは、既存ゴルフ事業の自然成長と同じではない。また、9か月と通期の単純比較や、9か月を4/3倍した通期推定も採用していない。

会社の通期成長予想は発表時点の見通しであり、ここでは実績表へ入れない。調査基準日の10月24日時点で2026年10月期は終了していない。公式第3四半期発表

14. Toro:全社利益の減少と調整後指標

2025年度のGAAP営業利益は409.9百万米ドル。一方、会社が開示する調整後営業利益は539.1百万米ドルである。両者の差を確認することで、部門利益の改善と全社GAAP利益の減少が併存する理由の一部が分かる。

2025年度・百万米ドル金額/円概算
GAAP営業利益409.9/約643.4億円
生産性改善施策に関する調整48.1/約75.5億円
非資金性減損の調整81.1/約127.3億円
調整後営業利益539.1/約846.2億円
比較:2024年度の調整後営業利益560.5/約879.8億円

409.9+48.1+81.1=539.1。減損はSpartanの商標に関するもので、会社はOtherに記録したと説明している。したがって、全社営業利益の減少全額を、ゴルフ用機械の不振に割り当てることはできない。

一方、調整後利益も前年より減っている。都合のよい調整後指標だけを用いて「全社が増益」とすることも適切ではない。本稿ではGAAP実績を基本の年次表とし、調整後はこの別表で示す。2025発表・PDF11頁の調整表と脚注

15. 芝そのものの生産:全国同士の2021年と2024年

農林水産省の花木等生産状況調査では、3年ごとの全国調査と、中間年の主産県調査を実施する。2024年は全国調査年。直近で同じ全国範囲となる2021年と比較した。2021年は2026年に公表された訂正後の値を採用する。

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全国の芝2021年(訂正後)2024年変化・本稿計算
作付面積4,885.88ha4,742.00ha約2.9%減
出荷面積3,526.31ha3,215.00ha約8.8%減
出荷額71.4839億円74.5500億円約4.3%増
日本芝の出荷額58.84855億円63.69000億円約8.2%増
西洋芝の出荷額12.63535億円10.86000億円約14.1%減

金額は名目値であり物価調整をしていない。出荷額÷出荷面積は約14.4%上がるが、芝の種類・品質・出荷構成などが変わる可能性があるため、同一商品の値上率とは呼ばない。出荷面積は生産された芝の販売量で、営業中のゴルフ場の芝面積ではない。

2024年の日本芝は出荷面積3,011ha、出荷額63.69億円、西洋芝は204ha、10.86億円。西洋芝には競技場等の用途もあり、この分類だけでグリーンやフェアウェイ向けの販売額を確定しない。種子販売・輸入、施工、管理受託を含む総市場でもない。2024結果、2021更新済み結果、2021訂正

16. 主産県調査を全国系列へつながない

2022年・2023年の資料も確認した。ただし全国調査ではない。以下は資料の対象の違いを見落とさないための表であり、4年連続の全国市場推移を表すものではない。

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暦年調査範囲確認した芝の出荷額数値の扱い
2021年全国71.4839億円2026年訂正後
2022年主産県72.5380億円日本芝62.6500+西洋芝9.8880を本稿合算
2023年主産県65.9600億円2026年訂正後
2024年全国74.5500億円全国調査

2023年は、日本芝の出荷額が5,716,000千円から5,687,000千円、西洋芝が880,400千円から908,800千円へ訂正されている。訂正後の和は6,595,800千円で、集計表の芝合計6,596,000千円とは200千円の差がある。集計・丸めの表記差として残し、本稿では芝合計の公表値を優先する。2022年の合算額とは成立の仕方が異なる。

2023→2024年の数字だけを割って「芝市場が約13%成長」とはしていない。公表年も生産年とは違い、2024年結果は2026年8月18日の公表である。調査基準日に最新の資料でも、2026年の生産実績ではない。公表一覧・正誤情報、2023訂正

17. 芝向け農薬:10年間の公表年次表

緑の安全推進協会の30周年記念誌PDF34頁に、2015〜2024農薬年度の芝用途の数量・金額表がある。対象は緑地・ゴルフ場分野へ出荷した会員会社で、記念誌は対象会社数を33社〜28社と説明する。固定メンバーのパネル調査と確認できたわけではない。

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農薬年度金額・百万円金額・億円公表数量指標
201518,725187.25億円2,375
201618,902189.02億円2,437
201722,101221.01億円2,781
201818,683186.83億円2,381
201919,859198.59億円2,527
202019,513195.13億円2,450
202120,229202.29億円2,536
202220,097200.97億円2,604
202321,602216.02億円2,534
202421,715217.15億円2,445

2020→2024年度は金額195.13億円から217.15億円へ約11.3%増。一方、同じ長期表の数量合計は2,450から2,445へ約0.2%減で、ほぼ横ばい。この組み合わせは、金額成長をそのまま使用量増加と読むことができないことを示す。

ただし、この数量は剤型の異なる製品を含む協会公表の集計値である。長期表の見出しは「ton、kg」、同じ記念誌の年度表や最新年度表は「ton,kℓ」と異なる。本文では「公表数量指標」と呼び、すべてをトンへ換算したり、有効成分の使用量・散布面積・環境負荷を推定したりしない。

2017年度の金額が高いなど、長期表には年による振れもある。個別製品の出荷時期、構成、価格、報告範囲の影響を分解できないため、長期の金額増加を一つの要因で説明しない。記念誌・PDF33〜34頁

18. 最新2025農薬年度:232.66億円の内訳

最新公表の2025農薬年度は2024年10月〜2025年9月の出荷。報告会社28社。芝用途の合計は23,266百万円、すなわち232.66億円で、公表数量合計は2,518だった。

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芝用途の種別出荷金額公表数量(ton,kℓ表記)掲載された金額前年比
殺虫剤27.45億円329106.9%
殺菌剤79.00億円942103.0%
除草剤110.33億円1,062109.4%
植物調節剤11.72億円5192.8%
その他4.16億円13498.7%
合計232.66億円2,518105.8%

芝用途には殺菌剤や除草剤など複数の種別があり、数量と金額の比率も同じではない。植物調節剤は公表数量が前年より増える一方、金額前年比は92.8%であり、一括して「芝用薬剤はすべて同じ方向へ伸びた」とは言えない。

樹木・緑地まで含む全用途の金額は343.31億円、公表数量は7,706。芝用途の232.66億円と取り違えない。「農薬肥料」の欄は横棒だが、これは肥料市場がゼロという意味ではない。調査の区分・対象の外へ数字を広げない。2025年度公式表、公表説明

19. 農薬統計の不整合と接続を保留した箇所

同じ協会の資料でも、公表前年比から読み取れる比較基準と、長期年次表の掲載額が一致しない箇所があった。誤植や改訂と断定せず、取得できた表記を並べて記録する。

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確認箇所原資料の表記・計算本稿での処理
2024芝用途長期表217.15億円、年度表の前年比99.3%長期表の額と年度表の比率を別々に保存
2023→2024長期表216.02→217.15億円の単純計算は約+0.5%年度表の前年比と一致しない
2025芝用途232.66億円、掲載前年比105.8%最新額と公表比率を保存
2024長期表→2025単純計算は約+7.1%公表+5.8%に一致せず、連続系列化を保留
2025全用途343.31億円、掲載前年比107.6%旧2024全用途331.39億円からの比率とは異なる

数量の掲載前年比も、丸められた年次合計の比率と必ずしも一致しない。報告会社の変化、比較用の修正、丸め、誤記などが考えられるが、今回、原因を確定する一次資料は得られていない。協会への問い合わせや修正依頼の送信は行っていない。

記事では2020〜2024年度の長期表と、2025年度の最新公表額を分けた。2025年度を一続きのグラフに加え、調査の継続性を保証するような表示にはしない。旧原本を現行値で書き換えず、計算付録に差を残した。2024年度報告・PDF4頁、長期表、2025年度表

20. 機械市場を見るときの仕事別分類

メーカーの製品群を、どの作業を担うかで整理する。同じ「芝管理機械」でも、用途や使用頻度、更新の判断は異なる。ここでは公開カタログ・製品カテゴリで確認できる機能の分類にとどめ、全国の台数や販売シェアへ置き換えない。

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作業機械の例支出を見る際の着眼点
刈込グリーン・フェアウェイ・ラフ向け芝刈り機本体、刃、整備、稼働時間、仕上がり
更新エアレーター、トップドレッサー等更新時期の稼働、外注や共同利用の可能性
薬剤等の散布ターフ用スプレーヤー機械と薬剤を別支出として把握
バンカー・清掃バンカーレーキ、ブロワ等機械化できる作業と手作業の残り
運搬管理用ユーティリティ車両プレー用カートと区別
無人作業自律式芝刈り機等設定・点検・を含めた稼働実績

本体の販売額に加え、部品、刃の研磨、点検、修理などの需要がある。管理契約にそれらが含まれる場合と、ゴルフ場が別途購入する場合では、支払先と費用項目が変わる。機械メーカーと管理会社の売上を比較する際は、機械の保有主体と費用負担を確認する必要がある。

Toroの公式ページは刈込・更新・散布・清掃・運搬・散水等を別カテゴリで掲載し、共栄社も刈込方式や管理機を分けている。国内ゴルフ場向けの機種別出荷台数・金額の連続統計は今回未確定であり、「ロボット導入率」や「年間更新台数」は提示しない。Toroのカテゴリ、共栄社のカテゴリ

21. 芝・種子・肥料・土壌資材と散水設備

芝の供給には、生産された芝の販売だけでなく種子もある。東洋グリーンの会社概要は、芝草の生産販売、資材・農薬・肥料、給排水設備の設計施工等を挙げる。理研グリーンも緑化薬剤・資材や工事を手がける。単品の資材販売に、現場の管理や工事がつながる供給構造が確認できる。

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品目・設備公開資料から確認した範囲今回未確定の範囲
芝国内生産者出荷額・面積ゴルフ場向けだけの額
種子関連企業の取扱い国内ゴルフ向け輸入・販売総額
肥料・土壌資材関連企業の取扱いゴルフ専用の複数年市場額
芝向け農薬会員出荷集計国内全体の最終支出・ゴルフ専用比率
散水機器ヘッド・制御・ポンプ等の製品提供日本のゴルフ向け機器・施工・保守の総額

農水省の芝出荷額と、メーカー・卸の売上、施工会社の工事額は異なる取引段階である。芝の額を使って種子や土壌資材の市場を推定しない。緑地・公園・競技場との共通性が大きいため、ゴルフだけの需要が切り出せるかが重要な論点となる。

Rain Birdの公式ゴルフページには散水ヘッド、IC SYSTEM、CIRRUSPRO、ポンプ・フィルター等がある。設備を買う一時点の費用と、運用・保守、水や電力の使用を伴う期間の費用を分けると、関連事業を捉えやすい。東洋グリーン、理研グリーン、Rain Bird

22. 無人機と散水制御:普及と投資回収を混同しない

共栄社のULM271カタログは無人機の運用と作業計画を説明し、やまびこ/ECHOの2026年10月の展示会案内はロボット芝刈機、、遠隔操作草刈機等を示す。製品が提供されている事実と、全国的な普及率や実際の回収期間は別の情報である。

導入で変わりうる点併せて確認する費用・作業
刈込の無人化・時間帯の変更区域設定、監視、停止時の復帰、刃・機体の手入れ
他の作業への人員配置実際に移せた時間、必要な技能、総労働時間
散水制御の細分化初期工事、設定、点検、通信、機器更新
電動化充電、電池交換、作業時間、保管・整備

投資評価の考え方としては、導入前後の作業時間・保守費・エネルギー費・機械の使用年数・残存価値をそろえて比較する。仮に削減できた時間があっても、それがそのまま人件費削減や人員削減になるとは限らない。品質向上や欠員時の作業維持に充てる可能性もある。これは費用を読むための分析枠組みで、特定製品の実証結果ではない。

今回、第三者による同一条件の長期比較や国内全体の設置台数系列は確認できなかったため、具体的な投資回収年数や普及率は計算していない。メーカー表示の1日の集球能力等も、全ゴルフ場で実現する実績としては採用しなかった。BARONESS資料、やまびこの展示会案内

23. 需要を左右する条件と、今回確定できない因果

この市場の動きは、来場者数だけで説明できない。芝を維持する面積、求める仕上がり、管理体制、機械の更新時期、費用や製品構成、工事の有無が関係する。ただし、これらは個社や現場で確かめるべき分析項目であり、今回の売上変化の説明変数として推計したものではない。

気象庁は、2025年夏の日本平均気温が、2023年・2024年に続いて3年連続で統計開始以来の最高となったと説明している。高温は維持管理を考える背景になるが、本稿の農薬出荷額や企業売上が増えた原因を「猛暑」に特定するデータはない。気温と売上の系列を並べただけで因果関係は判断しない。気象庁の2026年解説

見るべき変化追加で必要な証拠
管理の外注化同じ定義の受託施設数、契約売上、内製からの移行
機械の更新設置台数、使用年数、買い替え・新規導入の区別
価格と製品構成同一製品価格、品目別の数量、販売先在庫
暑熱や水需要地域別の気象・作業・使用量・費用を結ぶ実測
省人化導入前後の人時、品質、保守・介入を含む費用

記事の結論は、確認できる範囲で管理・資材企業や機械メーカーに相応の規模があり、売上・数量・利益の動きが一様でないことだ。国内の総管理人員や管理費の全国平均、外注化率の上昇を示す数値は今回確認できていない。人手不足や省力化を語る場合にも、全国の実測値と個社の製品提案を分ける。

24. 調査の限界・採用判断・データ付録

本調査は企業・団体の公式公開資料を中心とし、全国の全事業者を網羅した調査ではない。主要な採用判断と未確認を残す。

  • グリーンの同面積単価比と刈込労務時間の事例を追加。国内総管理費に占める割合、部位別の連続年次原価は未確認。
  • 管理受託・機械・資材を合わせた国内ゴルフ専用総額は未確定。会社売上と出荷統計を合算しない。
  • 東洋グリーンの増収を管理受託の拡大だけで説明しない。共栄社は2024年を一次資料未確認のまま保ち、財務範囲の明記がない限界を示す。
  • 東急グリーンシステムは貸借対照表の当期利益を使い、未掲載の売上・営業利益を推定しない。
  • Toroは全社とProfessionalを分け、GAAP・調整後・部門利益を別々に表示。2026年度の9か月を通期と混同しない。
  • 農水省は訂正後を採用し、全国調査と主産県調査を分ける。芝の生産者出荷からゴルフ専用の最終支出を推計しない。
  • 農薬集計は会員の芝用途であり、剤型が混ざる数量、報告範囲、前年比の不整合を残す。2025年度を長期表へ接続しない。
  • ロボット・散水設備は製品と供給を確認したが、全国普及率、実測の回収期間、国内総売上は未確認。

原本PDF・HTML、出典URL・取得日時・ハッシュ、抽出テキスト、採用ページの画像をローカルに保存した。Toroの資料は通常の直接取得で403となり、決算発表PDF・表をwebツールで読んだ記録を保存。PDFバイナリの保存や、表示できなかった表の目視確認が済んだと説明しない。協会資料はPythonの証明書ストアで失敗した後、証明書検証が有効な通常curlで取得した。認証領域・会員限定資料・有料データの回収や取得制限の回避は行っていない。

公開前のデータ付録は、市場系列、企業財務、企業・ブランド配置、為替、計算式、全出典。一次資料の原本をこのプレビューから再配布せず、公式の公開元へリンクする。

今回の見取り図は、「既存のコースを維持する仕事」に、管理・機械・資材・設備の事業がつながるというものだ。次の更新では同じ範囲の年次値を優先し、資料の改訂や集計範囲を確認してから追加する。自動更新や定期収集の設定を行うという意味ではない。

元数値と集計データ

市場系列・部位別管理費、企業財務、企業とブランド、採用為替、計算式、出典の6件を保存できます。出荷額と最終支出、全国と主産県、全社とゴルフ向けを分け、資料間の不整合も残しています。原本PDFの再配布は行わず、公式の参照元へつなぎます。

出典・参考資料

  1. 緑の安全推進協会・設立30周年記念誌

    PDF33–34頁。会員会社33〜28社の出荷調査。芝の長期表2015〜2024、数量の単位表記にも留意。

  2. 2025農薬年度 緑地・ゴルフ場向け農薬出荷実績

    2024年10月〜2025年9月、報告28社。芝/樹木/緑地の区別、金額・数量・前年比。

  3. 緑の安全推進協会・情報の窓

    2026年1月14日公表。2025年度の集計説明。2024長期表からの比率と不一致あり。

  4. 緑の安全推進協会・2024年度事業報告

    PDF4頁の2024農薬年度出荷表。長期表の2024金額と一致。

  5. 農林水産省・2024年産花木等生産状況調査結果

    2026年8月18日公表、全国調査。芝の作付・出荷面積・出荷額。ゴルフ専用ではない。

  6. 農林水産省・2021年産結果(e-Statの更新済みPDF)

    全国調査。取得時の表は2026年訂正と一致。表題の花木額は今回の採用対象外。

  7. 2021年産統計の2026年訂正

    全国の芝出荷額7,148,390千円、出荷面積352,631aを採用。

  8. 農林水産省・2022年産結果(e-Stat)

    主産県調査。全国調査とは直接接続しない。

  9. 農林水産省・2023年産結果(e-Statの更新済みPDF)

    主産県調査。日本芝・西洋芝は2026年訂正後を採用。

  10. 2023年産統計の2026年訂正

    日本芝5,687,000千円、西洋芝908,800千円への訂正を確認。

  11. 農林水産省・統計公表一覧と正誤情報

    全国調査と主産県調査、最新公表年、訂正資料への導線。

  12. 農林水産省・調査の概要

    調査対象・作付/出荷等の定義。種子や施工・管理費の総市場額ではない。

  13. 東洋グリーン・会社概要2026

    2026年4月1日現在。PDF2頁の2023〜2025年12月期全社売上、事業内容・272名。

  14. 東洋グリーン・会社概要掲載ページ

    日本語版2026PDFの正規参照元。

  15. 東洋グリーン・英語会社概要

    2023〜2025売上の補助照合。古い基準日表記が残るため日本語2026PDFを優先。

  16. 東急グリーンシステム・コースメンテナンス事業

    管理受託、設計改修、資材調達、人材・労務支援。単独売上は未開示。

  17. 東急グリーンシステム・会社概要

    2026年4月1日現在、221名。ゴルフ以外の造園・緑地管理等を含む。

  18. 東急グリーンシステム・電子公告一覧

    貸借対照表の公開入口。売上や営業利益の表ではない。

  19. 共栄社・日本語会社概要

    売上156.7億円(2025年実績)、354名(2026年3月)。単体/連結範囲の明記なし。

  20. 共栄社・英語会社概要

    2023年売上117.2億円。現行日本語と基準年が違う。ゴルフ以外・海外を含む。

  21. 共栄社・会社情報と製品カテゴリ

    BARONESS、自社製品と取扱いSHIBAURA/Rain Bird等を混同しない。

  22. BARONESS・ULM271無人芝刈機カタログ

    無人芝刈機の作業計画や運用の説明。全国普及率・実測投資回収の資料ではない。

  23. The Toro Company・2024年度決算発表

    2023/2024年10月期、PDF8頁。全社とProfessional、GAAP/調整後を区別。web読取、直接取得403。

  24. The Toro Company・2025年度決算発表

    2024/2025年10月期、PDF7頁。全社・Professional部門、減損と調整後。web読取、直接取得403。

  25. The Toro Company・2026年度第3四半期決算

    2026年9月3日公表。2026年7月31日までの3か月/9か月。web読取、直接取得403。

  26. Toro・ゴルフ場向け製品とサービス

    刈込・更新・散水・デジタル管理の製品範囲。マーケティング表示を市場シェア扱いしない。

  27. 日本銀行・2026年10月23日外国為替市況

    17時ドル/円156.95〜156.97、中間値156.96円を本稿の全期換算に固定。

  28. 理研グリーン・会社概要

    緑化薬剤/資材、製紙・産業薬剤、造園。2019年クミアイ化学の完全子会社化。

  29. 理研グリーン・IR情報

    過去の上場期情報。2025年ゴルフ向け売上の系列に読み替えない。

  30. Rain Bird・ゴルフ向け散水設備

    散水ヘッド・制御・ポンプ等。全社/日本/ゴルフ向け売上は今回未確認。

  31. やまびこ/ECHO・ロボット芝刈機と集球機

    製品提供と用途の確認。集球機と芝刈機、練習場とコースを区別。

  32. やまびこ/ECHO・2026年芝地管理展示会出展

    2026年10月6〜7日の出展。TM-850/TM-2050SLOPE等。性能は会社表示。

  33. 気象庁・気象業務はいま2026 第III章

    2025年夏の全国平均気温は3年連続で最高。個社売上への因果や2026年の状況は推定しない。

  34. John Deere・Golf and Commercial

    ゴルフ・スポーツターフ向け機械の事業確認。親会社全体をゴルフ売上としない。

  35. Textron・Industrial Segment

    Jacobsenのターフ管理製品とグループ内の位置づけ。Industrial全体を芝管理売上としない。

  36. 東急グリーンシステム・2024年3月期貸借対照表

    個別の総資産・純資産・当期利益。ゴルフ管理部門の売上/利益ではない。

  37. 東急グリーンシステム・2025年3月期貸借対照表

    個別の総資産・純資産・当期利益。ゴルフ管理部門の売上/利益ではない。

  38. 東急グリーンシステム・2026年3月期貸借対照表

    個別の総資産・純資産・当期利益。ゴルフ管理部門の売上/利益ではない。

  39. R&A公開・Costs of Golf Course Maintenance – Past, Present and Future

    2020年1月作成。PDF7頁表2はUSGA Facility Tool用の米国37コースによる部位別面積単価。標本年度・詳細費目は未記載。8頁の刈込労務の説明も区別。

  40. KGA・「日本型サスティナビリティ」を探る

    2018年6月の講習資料。PDF25頁の刈込労務時間はグリーン57%、FW4%。掲載事例で、総管理費の比率や全国平均ではない。

  41. KGA・第2回サステナビリティ講習会

    2018年6月25日開催、牛木雄一郎氏の講習資料の正規掲載元。調査対象年度とは区別。

  42. Hawai‘i Golf Course Maintenance・8 Cultural Practices

    2019年3月15日の管理指針。部位別の刈込頻度、グリーンの刈り刃調整・研磨、定期更新作業。日本全国の作業回数にはしない。