ゴルフ史

2013年

SLDRのスライド。ミケルソンの最終66打。

SLDRのスライド式ウェイト。松山英樹がルーキー賞金王になり、朴仁妃が最初の三つのメジャーを連勝。国内外の一年を振り返る。

この年を象徴するドライバー

2013年のTaylorMade SLDR 460ドライバーのソール。

青いスライド式ウェイトを横へ動かすSLDR。460ccのヘッドで、弾道を調整する方法も変わっていく。

この年、頂点に立った選手たち

SEASON LEADERS

世界の主要ツアーと日本の賞金ランキング。各ツアーのシーズン成績で振り返る。

  • 米男子 · PGA TOUR

    2013シーズン

    タイガー・ウッズ

    $8,553,439

    公式賞金ランキング 1位

    年間5勝で公式賞金首位。FedExCup年間王者はステンソン。

  • 米女子 · LPGA

    2013シーズン

    朴仁妃

    $2,456,619

    賞金ランキング 1位

    年間6勝、うちメジャー3勝。2年連続の賞金首位と年間最優秀選手賞。

  • 日本男子 · JGTO

    2013シーズン

    松山英樹

    ¥201,076,781

    賞金ランキング 1位(海外メジャー含む)

    プロ転向の年に4勝で賞金王。海外メジャーを除く国内分は155,860,333円。

  • 日本女子 · JLPGA

    2013シーズン

    森田理香子

    ¥126,675,049

    賞金ランキング 1位

    年間4勝で初の賞金女王。メルセデス・ランキング首位は横峯さくら。

米男子はこの年まで暦年のシーズン。秋に始まる2013–14シーズンと混同しない。公式賞金首位はウッズ、FedExCup王者はヘンリック・ステンソン。女子メジャーはエビアン選手権の昇格により、この年から5大会となった。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

2013年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

新しいメジャー王者、三連勝の朴仁妃、女子の五つ目の舞台。

  1. 4月

    スコットがグリーンジャケットを手にする

    アダム・スコットがマスターズでメジャー初優勝。プレーオフ2ホール目のバーディーで決着をつけた。前年の全英で最終盤に首位を失った選手が、翌春はオーガスタの勝者になった。

  2. 6月

    ローズがメリオンで全米オープン優勝

    ジャスティン・ローズが全米オープンを制した。会場はメリオン。合計281打、通算1オーバーでの優勝が、ローズにとって初めてのメジャータイトルとなった。

  3. 4–6月

    朴仁妃が最初の三つのメジャーを連勝

    朴仁妃がクラフト・ナビスコ選手権、全米女子プロ、全米女子オープンを続けて制した。年間のメジャー3勝は、1986年のパット・ブラッドリー以来。通常のツアーも合わせて、この年6勝を挙げた。

  4. 7月

    ミケルソン、リンクスで最終日66

    フィル・ミケルソンがミュアフィールドの全英オープンを初めて制した。最終日66で追い上げ、2位に3打差。マスターズ、全米プロに続く三種類目のメジャータイトルになった。

  5. 9月

    エビアンが女子の五つ目のメジャーに

    エビアン選手権が女子メジャーへ昇格。悪天候で54ホールに短縮された初年度は、スーザン・ペターセンが優勝した。前年までのエビアン優勝を、メジャー勝利へ遡って数えるわけではない。

  6. 9–11月

    ステンソンが米欧の年間タイトルを獲得

    ヘンリック・ステンソンがFedExCupと欧州のRace to Dubaiを同じ年に制した。米男子の公式賞金首位はタイガー・ウッズ。ツアーごとの賞金順位と年間ポイントタイトルを分けると、この年の競り合いが見えてくる。

日本のゴルフ

21歳のルーキーと66歳のジャンボ。世代をまたぐ記録が残った。

  1. 4月

    松山英樹がプロ2戦目で優勝

    松山英樹がつるやオープンでプロ転向後初優勝。プロとしてはわずか2試合目だった。アマチュア時代の勝利に続き、新人の年から優勝争いの中心へ入った。

  2. 4月

    66歳のジャンボが62で回る

    同じつるやオープンの初日、尾崎将司が62を記録した。66歳で自分の年齢を4打下回るスコア。日本のレギュラーツアーで初めてのエージシュートとなった。

  3. 6月

    小平智、初優勝はツアー選手権

    小平智が日本ゴルフツアー選手権でツアー初優勝を挙げた。まだ初シードを持たなかった23歳が、国内の大きなタイトルを手にした。

  4. 7月

    松山は全英オープンでも6位タイ

    松山英樹が全英オープンで6位タイに入った。四日間の合計は286打で、タイガー・ウッズらと同順位。国内だけでなく、メジャーでも上位に名を残す一年になった。

  5. 11–12月

    賞金王は松山、賞金女王は森田理香子

    松山英樹は年間4勝で、日本男子初のルーキー賞金王に。日本女子では森田理香子が4勝で賞金女王となった。女子のメルセデス・ランキング首位は横峯さくらで、年間表彰にも異なる名前が並んだ。

  6. 12月

    宮里優作、日本シリーズで待望の初勝利

    宮里優作がゴルフ日本シリーズJTカップでツアー初優勝を挙げた。33歳、最終日最終組で回るのは16度目。アマチュア時代から注目を集めた選手が、プロでも勝者になった。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 2013

重さを、横へ滑らせる。

日本の2013年製品アーカイブには、460ccのSLDR DRIVERが載る。特徴はソールのスライド式ウェイト。重りを付け替えるだけでなく、トラックに沿って動かす仕組みも、ドライバーを選ぶ記憶に加わった。

最後の六ホールで、四つ伸ばす。

ミケルソンは全英最終日を5打差で出て、残り六ホールで四つのバーディー。17番では二度の3番ウッドでグリーンへ運んだ。最終66打、合計281打でステンソンに3打差をつけ、初の全英優勝を手にした。

松山も、6位タイに入る。

松山英樹は71、73、72、70打の合計286打で6位タイ。タイガー・ウッズらと同じ順位に並んだ。翌年の米ツアー初優勝を迎える前にも、ミュアフィールドで上位に入った四日間がある。