ゴルフ史

1963年

左打ちのチャールズが、パットで全英を制する。

ゴールドメダル・インペリアルを時代のアイコンに、世界と日本の賞金・主要大会・ゴルフの歩みを振り返る。ニュージーランドのボブ・チャールズが、全英初の左打ちの優勝者になった。277打で並んだあと、36ホールの延長戦で8打差。グリーン上の強さが、決着をつけた。

この時代のドライバー

1962年登場、MIZUNO ゴールドメダル・インペリアルのドライバー実物写真。1963年の時代を振り返るアイコン。

1962年登場のゴールドメダル・インペリアル。当時のメーカー年表には「象牙フェース」と記され、ヘッドの作りに時代の個性が表れている。この年の新発売ではなく、登場年を明記した継続モデルとして掲載する。

賞金王と、この年の競技の歩み

SEASON LEADERS

世界と日本の賞金首位。ツアー制度の成立前、戦時の未集計、参考記録は区別して読む。

  • 米男子 · PGAの記録

    1963年

    アーノルド・パーマー

    $128,230.00

    年間賞金首位(歴代記録)

    公式記録集に掲載された年間の賞金首位。現在のボーナスや後年のシーズン区分とは合算しない。

  • 米女子 · LPGA

    1963年

    ミッキー・ライト

    $31,269

    年間賞金ランキング 1位

    米女子ツアーの年間賞金首位。大会優勝やアマチュアのメジャー優勝とは分けて振り返る。

  • 日本男子 · ツアー制以前

    1963年の参考記録

    石井朝夫

    参考:獲得賞金首位

    当時の取材記録による年間2勝。1973年以降の公式ランキングとは区別する。1963〜66年の獲得額は資料では不明。

  • 日本女子 · 国内ツアー

    1963年

    ツアー賞金記録の成立前

    歴代賞金女王表は1968年から

    日本プロゴルフ協会の女子部が1967年に発足。1968年からの歴代賞金女王表を、この年へ遡らせない。

男子メジャーは4大会の開催・休止を表示。全米プロは1957年までマッチプレー、1958年からストロークプレー。女子は当時の主要選手権を並べ、後年の4大会・5大会制を遡らせない。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

1963年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

開催されたメジャーと、その休止。女子の舞台や年間の成績にも目を向ける。

  1. 年間

    ジャック・ニクラウスのマスターズ

    ジャック・ニクラウスがマスターズを合計286打で制した。

  2. 年間

    ジュリアス・ボロスの全米オープン

    ジュリアス・ボロスが全米オープンを合計293打で制した。本戦の同スコアから延長戦で勝負を決めた。

  3. 年間

    ボブ・チャールズの全英オープン

    ボブ・チャールズが全英オープンを合計277打で制した。本戦の同スコアから延長戦で勝負を決めた。

  4. 年間

    ジャック・ニクラウスの全米プロ

    ジャック・ニクラウスが全米プロを合計279打で制した。

  5. 年間
  6. 年間

    シーズンを通じた賞金の頂点

    アーノルド・パーマーが米男子の年間首位、ミッキー・ライトが米女子の賞金首位。メジャー一大会の勝者と、シーズン全体で積み上げた成績を並べて振り返る。

日本のゴルフ

全国選手権、アマチュア、女子の競技。賞金制度が整う前の時代から日本の歩みをたどる。

  1. 年間

    戸田藤一郎の日本オープン

    戸田藤一郎が日本オープンに優勝。合計283打で全国タイトルを獲得した。

  2. 年間

    橘田規、日本プロを制す

    橘田規が竜ヶ崎で行われた日本プロ選手権に優勝。国内の賞金争いとは別に、全国のプロが競う選手権の勝者として名前が残る。

  3. 年間

    日本アマチュアは森本弘

    森本弘が鷹之台CCの日本アマチュアを制した。決勝は4 and 3。当時のマッチプレーでの勝利だった。

  4. 年間

    日本女子アマチュアの勝者

    田坪信子が西宮CCで優勝。記録されたスコアは254(+29)。

  5. 年間

    公式ツアー以前の賞金争い

    石井朝夫が、当時の獲得賞金首位として参考記録に残る。当時の取材記録による年間2勝。1973年以降の公式ランキングとは区別する。1963〜66年の獲得額は資料では不明。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 1963

初めてのニュージーランド勢、左打ち。

ボブ・チャールズはフィル・ロジャースと並んで72ホールを終えた。優勝すればニュージーランド勢初、そして左打ちの選手としても全英初。勝負は36ホールのプレーオフへ進んだ。

最初の18ホールで、11回の1パット。

延長戦前半の18ホールで、チャールズは11ホールを1パットで終えた。二ラウンドのパット数は56で、ロジャースより9回少ない。140対148の8打差で、初めてジャグをつかんだ。

全英で最後の、36ホール延長。

1963年の対決が、全英で最後の36ホールのプレーオフとなった。次に延長戦が必要になる1970年は18ホールで争われる。優勝合計277打と、追加の140打は別の記録だ。