ゴルフ史

2014年

G30の突起。松山の初優勝。ロリーの全英。

G30が登場した年。松山英樹の米ツアー初優勝、マキロイのメジャー連勝、15歳の勝みなみ。国内外の成績と話題をたどる。

この年を象徴するドライバー

2014年のPING G30ドライバーのソール。

クラウンのタービュレーターと青いソールが目印のG30。日本では2014年9月に発売された。

この年、頂点に立った選手たち

SEASON LEADERS

世界の主要ツアーと日本の賞金ランキング。各ツアーのシーズン成績で振り返る。

  • 米男子 · PGA TOUR

    2013–14シーズン

    ロリー・マキロイ

    $8,280,096

    公式賞金ランキング 1位

    全英オープンと全米プロを連勝。公式賞金首位とFedExCup王者は別のタイトル。

  • 米女子 · LPGA

    2014シーズン

    ステーシー・ルイス

    $2,539,039

    賞金ランキング 1位

    賞金首位、年間最優秀選手、最少平均スコアのヴェア・トロフィーを獲得。

  • 日本男子 · JGTO

    2014シーズン

    小田孔明

    ¥137,318,693

    賞金ランキング 1位(海外メジャー含む)

    初の賞金王。海外メジャーを除く国内の賞金額は130,287,266円。

  • 日本女子 · JLPGA

    2014シーズン

    アン・ソンジュ

    ¥153,075,741

    賞金ランキング 1位

    年間5勝で3度目の賞金女王。メルセデス・ランキングでも首位。

米男子は前年秋から続く2013–14シーズン。公式賞金首位はマキロイ、FedExCup年間王者はビリー・ホーシェルで、年間ボーナスを上の公式賞金へ足していない。米女子も賞金首位はルイス、初年度のRace to the CME Globe王者はリディア・コー。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

2014年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

マキロイの夏、パインハーストの男女メジャー、秋の年間タイトル。

  1. 6月

    カイマー、全米オープンを8打差で制す

    マルティン・カイマーがパインハーストNo.2で全米オープン優勝。初日と2日目をともに65で回り、最後まで首位を譲らず8打差で勝った。

  2. 6月

    同じパインハーストで、ウィーが初メジャー

    男子の翌週に同じNo.2コースで行われた全米女子オープンは、ミシェル・ウィーが優勝。男女のナショナルオープンが、二週続けて同じ舞台を使った。

  3. 7–8月

    マキロイが夏のメジャーを連勝

    ロリー・マキロイが全英オープンを四日間単独首位で制し、続く全米プロも優勝した。全米・全英・全米プロの三種類をそろえ、25歳でメジャー通算4勝となった。

  4. 9月

    ホーシェルが最後の2試合を連勝

    ビリー・ホーシェルがBMW選手権とツアー選手権を続けて制した。シーズン終盤の勝利でFedExCup年間王者に。賞金首位のマキロイとは異なる名前が、年間タイトルに刻まれた。

  5. 9月

    キム・ヒョージュ、初日61からエビアン優勝

    キム・ヒョージュがエビアン選手権の初日に61を記録し、19歳でメジャー初優勝へつなげた。この年の女子メジャー5大会は、4人が初めてのメジャー勝者だった。

  6. 11月

    ルイスは三冠、CMEはリディア・コー

    ステーシー・ルイスが賞金首位、年間最優秀選手、ヴェア・トロフィーを獲得。一方、新設されたRace to the CME Globeはリディア・コーが初代王者になった。

日本のゴルフ

米国での初勝利と、国内で生まれた若いチャンピオン。

  1. 4月

    15歳の勝みなみがツアーを制す

    アマチュアの勝みなみがKKT杯バンテリンレディスオープンで優勝。15歳293日は当時の日本女子ツアー最年少記録だった。高校へ入ったばかりの選手が、プロたちを抑えた。

  2. 6月

    松山英樹、メモリアルで米ツアー初優勝

    松山英樹がメモリアル・トーナメントで米ツアー初優勝を挙げた。72ホールを275打で並び、プレーオフを制した。日本でのルーキー賞金王から、翌年には米国の勝者へ。

  3. 9月

    鈴木愛、初優勝が日本女子プロ選手権

    鈴木愛が日本女子プロ選手権でツアー初優勝。20歳での制覇は当時の大会最年少記録となった。プロ2年目の選手が、いきなり国内公式戦のタイトルを手にした。

  4. 10–11月

    テレサ・ルーが国内公式戦を二つ獲る

    テレサ・ルーが日本女子オープンに続き、最終戦リコーカップも制した。リコーはプレーオフ2ホール目で決着し、同じ年に国内公式戦2勝を挙げた。

  5. 11月

    小田孔明が初の賞金王

    小田孔明が日本男子の賞金ランキングを初めて制した。海外メジャー分を含めて1億3731万8693円。国内ツアーだけの額と区別して、年間の歩みを振り返りたい。

  6. 年間

    アン・ソンジュ、25試合すべてで予選通過

    アン・ソンジュが年間5勝。出場した25試合すべてで予選を通り、3年ぶり3度目の賞金女王になった。安定感も勝利数もそろえ、メルセデス・ランキングでも首位に立った。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 2014

ヘッド上面の突起にも、役割がある。

PINGの2014年9月の公式スタジオ記事は、販売中のG30を紹介している。クラウンに並ぶタービュレーターは、スイング中の空気抵抗を減らす狙いと説明された。

松山、米ツアー初優勝。

メモリアル・トーナメントの松山英樹は70、67、69、69打で275打。ケビン・ナと並び、プレーオフを制して米ツアー初優勝を挙げた。会場はオハイオ州のミュアフィールドビレッジだった。

ロリーは、四日間単独首位。

全英ではロリー・マキロイが66、66、68、71打の合計271打。ガルシアとファウラーに2打差をつけて優勝した。すべてのラウンドを単独首位で終え、全米・全米プロに続く三種類目のメジャーを手にした。