ゴルフ史

2015年

カーボンクラウンのM1。スピースがメジャー二勝。

カーボンクラウンのM1が登場。スピースはメジャー2勝とFedExCupを獲得し、リディア・コーは18歳で初メジャー。日本ではイ・ボミの7勝と、キム・キョンテの賞金王が一年を彩った。

この年を象徴するドライバー

2015年のTaylorMade 初代M1 460ドライバーのソール。

黒い7層カーボンクラウンとT字型のウェイトレール。写真は初代M1 460。

この年、頂点に立った選手たち

SEASON LEADERS

世界の主要ツアーと日本の賞金ランキング。各ツアーのシーズン成績で振り返る。

  • 米男子 · PGA TOUR

    2014–15シーズン

    ジョーダン・スピース

    $12,030,465

    公式賞金ランキング 1位

    マスターズと全米オープンを制覇。ツアー選手権とFedExCupも手にした。

  • 米女子 · LPGA

    2015シーズン

    リディア・コー

    $2,800,802

    賞金ランキング 1位

    年間5勝。エビアンで初メジャーを獲得し、年間最優秀選手賞にも輝いた。

  • 日本男子 · JGTO

    2015シーズン

    キム・キョンテ

    ¥165,981,625

    賞金ランキング 1位(海外メジャー含む)

    年間5勝で、2010年以来となる2度目の賞金王を獲得した。

  • 日本女子 · JLPGA

    2015シーズン

    イ・ボミ

    ¥230,497,057

    賞金ランキング 1位

    年間7勝で初の賞金女王。獲得額は2億3000万円を超えた。

米男子はジョーダン・スピースが公式賞金首位とFedExCupを獲得。米女子はリディア・コーが賞金首位、最優秀選手賞、Race to CME Globeを獲得した。FedExCupやCMEのボーナスは、上のツアー公式賞金額へ合算しない。日本女子はイ・ボミが賞金・メルセデスの両ランキングで首位となった。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

2015年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

スピースの二冠と、18歳で初メジャーを勝ったコー。

  1. 4–6月

    スピースがマスターズと全米を制す

    ジョーダン・スピースがマスターズに続き、全米オープンも優勝。全英はプレーオフに1打届かず、全米プロでは2位となる充実したメジャーシーズンを送った。

  2. 7月

    月曜日の全英はザック・ジョンソンへ

    荒天で月曜日に決着した全英オープン。ザック・ジョンソンが3人の4ホールプレーオフを制し、セントアンドリュースでクラレットジャグを掲げた。

  3. 8月

    デイが全米プロで初メジャー

    ジェイソン・デイがウィスリングストレーツの全米プロを制した。スピースを抑え、自身初のメジャータイトルを獲得した。

  4. 8月

    朴仁妃が生涯グランドスラム

    朴仁妃が全英女子オープンを制し、LPGAの生涯グランドスラムを達成。すでに勝っていた他のメジャーと合わせ、四つの異なる大会のタイトルがそろった。

  5. 9月

    リディア・コー、18歳で初メジャー

    リディア・コーがエビアン選手権でメジャー初優勝。この年は世界ランキング1位にも上がり、年間5勝で賞金首位と最優秀選手賞を獲得した。

  6. 9月

    スピースがFedExCupも獲得

    ジョーダン・スピースがツアー選手権を勝ち、FedExCup王者となった。春のメジャー2勝に加え、シーズン最後にも大きなタイトルをつかんだ。

日本のゴルフ

日本の賞金王と、国境を越えて勝つチョン・インジ。

  1. 5月

    チョン・インジが日本初出場で公式戦優勝

    チョン・インジがワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップを制した。日本ツアー初出場で初優勝を、公式戦で飾った。

  2. 9月

    テレサ・ルーが日本女子プロ選手権を制す

    テレサ・ルーが日本女子プロ選手権で優勝。前年の日本女子オープンとリコーカップに続き、国内公式戦のタイトルを増やした。

  3. 10月

    チョン・インジは日本女子オープンも

    全米女子オープンを制していたチョン・インジが、日本女子オープンのプレーオフでも優勝。日本では同年二つ目の公式戦タイトルを手にした。

  4. 年間

    イ・ボミ、7勝で初の賞金女王

    イ・ボミが年間7勝、獲得賞金2億3000万円超で賞金女王に。メルセデス・ランキング、平均ストロークでも首位となり、国内女子の一年を象徴した。

  5. 年間

    キム・キョンテが2度目の賞金王

    キム・キョンテが年間5勝を挙げ、5年ぶりの賞金王に返り咲いた。国内男子では一人で勝利を積み重ねるシーズンとなった。

  6. 12月

    石川遼が日本シリーズJTカップ初優勝

    石川遼が日本シリーズJTカップを通算14アンダーで制した。米ツアーから帰国して戦った国内シーズンを、初の日本タイトルで締めた。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 2015

M1の、黒いカーボン。

テーラーメイドは翌年の公式発表で、初代M1ドライバーが2015年に登場したと振り返る。7層カーボンクラウンによる軽量化と、合計25グラムの可動ウェイトを持つT-Trackを組み合わせた。素材と調整機構が一つのヘッドに入った。

マスターズと全米、秋には年間王者。

ジョーダン・スピースはマスターズと全米オープンを制した。秋にはツアー選手権で勝ち、FedExCupも獲得。全英では延長に1打届かず、全米プロは2位。二つの優勝以外にも、メジャーで争った一年だった。

聖地の結末は、月曜日に。

全英は大雨と強風で進行が遅れ、史上二度目の月曜終了となった。ザック・ジョンソン、ウーストハイゼン、マーク・リーシュマンの三人が4ホールの延長へ。最初の二ホールでバーディーを奪ったジョンソンが勝った。