ゴルフ史

2017年

エピックの二本の柱。松山の61打。藍の引退表明。

進化したM1と、内部構造で注目を集めたエピック。トーマスがメジャーと年間王者を手にし、松山英樹は61打で勝った。宮里藍が現役を終える年、兄の優作は初の賞金王となった。

この年を象徴するドライバー

2017年のTaylorMade M1 460(2017)ドライバーのソール。

白黒のカーボンクラウンとソールの調整ウェイト。写真は2017年モデルのM1 460。

この年、頂点に立った選手たち

SEASON LEADERS

世界の主要ツアーと日本の賞金ランキング。各ツアーのシーズン成績で振り返る。

  • 米男子 · PGA TOUR

    2016–17シーズン

    ジャスティン・トーマス

    $9,921,560

    公式賞金ランキング 1位

    全米プロでメジャー初優勝。シーズン5勝、FedExCup、年間最優秀選手賞も獲得した。

  • 米女子 · LPGA

    2017シーズン

    パク・ソンヒョン

    $2,335,883

    賞金ランキング 1位

    ルーキーとして全米女子オープンなど2勝。新人賞と賞金首位、年間最優秀選手賞を獲得した。

  • 日本男子 · JGTO

    2017シーズン

    宮里優作

    ¥182,831,982

    賞金ランキング 1位(海外メジャー含む)

    最終戦の日本シリーズJTカップを勝ち、初の賞金王を獲得。

  • 日本女子 · JLPGA

    2017シーズン

    鈴木愛

    ¥140,122,631

    賞金ランキング 1位

    初の賞金女王。メルセデス・ランキングでも首位となった。

米男子はジャスティン・トーマスが賞金首位とFedExCupを獲得。米女子の年間最優秀選手賞は、パク・ソンヒョンとユ・ソヨンの同時受賞だった。日本では宮里優作が初の賞金王となり、妹の宮里藍は現役最後のシーズンを送った。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

2017年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

初メジャーの連続と、トーマスが伸ばした記録。

  1. 1月

    トーマス、ハワイで59と連勝

    ジャスティン・トーマスがソニーオープン初日に59を記録。そのまま勝ち切り、ハワイでの2大会連続優勝を果たした。

  2. 4月

    ガルシアが初めてグリーンジャケットを着る

    セルヒオ・ガルシアがマスターズでメジャー初優勝。長く大舞台で戦ってきた選手が、初のメジャータイトルを手にした。

  3. 6月

    ケプカ、エリンヒルズで初メジャー

    ブルックス・ケプカが全米オープンを制した。翌年の大会連覇、さらに全米プロ優勝へと続くメジャーでの強さは、ここから始まった。

  4. 7月

    スピースが全英を制して3種類目のメジャー

    ジョーダン・スピースがロイヤルバークデールで全英オープン優勝。マスターズ、全米オープンに続き、生涯グランドスラムへ残すタイトルを全米プロだけとした。

  5. 8月

    全米プロはトーマスの初メジャー

    ジャスティン・トーマスがクエイルホローで全米プロ優勝。年間5勝のシーズンに、初めてのメジャータイトルが加わった。

  6. 年間

    米女子の最優秀選手は二人

    パク・ソンヒョンが新人賞と賞金首位を獲得。年間最優秀選手賞はユ・ソヨンと分け合い、ルーキーの活躍と複数選手の競り合いが表彰にも表れた。

日本のゴルフ

松山の61打、藍の引退、優作の賞金王。

  1. 2月

    エピックが二本の柱を持って登場

    キャロウェイがGBB EPIC STARを日本で発売。クラウンとソールを二本の柱でつなぐJAILBREAKが、新しいドライバーの内部構造として話題に加わった。

  2. 5月

    宮里藍がシーズン限りの引退を表明

    宮里藍が5月29日の会見で引退を表明。高校生での国内優勝から米ツアー、世界1位へと進んだ歩みに、現役最後のシーズンという節目が訪れた。

  3. 8月

    松山英樹、最終61打でWGC優勝

    松山英樹がWGCブリヂストン・インビテーショナルの最終日に61。最後の3ホールも連続バーディーで締め、5打差の優勝を飾った。

  4. 9–10月

    畑岡奈紗が2週連続優勝と日本女子オープン連覇

    畑岡奈紗がミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンでプロ初優勝。翌週は日本女子オープンを通算20アンダーで制し、前年のアマチュア優勝に続く連覇を達成した。

  5. 11月

    鈴木愛が初めての賞金女王に

    鈴木愛が日本女子の賞金ランキングとメルセデス・ランキングで首位。パッティングの強さが印象に残る選手が、年間タイトルを手にした。

  6. 12月

    宮里優作、最終戦を勝って賞金王

    宮里優作が日本シリーズJTカップを制し、逆転で初の賞金王に。妹の藍が引退した年、兄は国内男子の頂点に立った。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 2017

ヘッドの中を、二本の柱でつなぐ。

キャロウェイは日本でGBB EPIC STAR(エピック スター)シリーズの2月発売を発表した。ドライバーのJAILBREAKは、クラウンとソールを二本の柱でつなぐ構造。メーカーはヘッドのたわみ方を変え、ボールへ効率よく力を伝える狙いと説明した。

松山は、最後の三ホールも伸ばす。

WGCブリヂストン・インビテーショナルの松山英樹は、最終日に61打を記録した。最後の三ホールを連続バーディーで締め、ザック・ジョンソンに5打差で優勝。ファイアストーンで大きくスコアを伸ばした一日だった。

宮里藍が、シーズン限りの引退を表明。

5月29日、宮里藍は都内の会見で、そのシーズン限りでの引退を表明した。高校生での国内優勝から、米ツアー、世界1位へ。