ゴルフ史

2010年

石川遼の58打。宮里藍の世界1位。全英150周年。

R9 SUPERTRIが登場した年。石川遼の58打、宮里藍の世界1位と米5勝。国内外の賞金首位とメジャーの勝者から一年をたどる。

この年を象徴するドライバー

2010年のテーラーメイドR9 SUPERTRIドライバーのソール。

黒いヘッドに赤いR9ロゴ。角度調整と3個の可動ウェイトを備えた、460ccのR9 SUPERTRI。

この年、頂点に立った選手たち

SEASON LEADERS

世界の主要ツアーと日本の賞金ランキング。各ツアーのシーズン成績で振り返る。

  • 米男子 · PGA TOUR

    2010シーズン

    マット・クーチャー

    $4,910,477

    公式賞金ランキング 1位

    PGA TOUR公式賞金首位。FedExCup年間王者はジム・フューリック。

  • 米女子 · LPGA

    2010シーズン

    チェ・ナヨン

    $1,871,166

    賞金ランキング 1位

    年間2勝で賞金首位とヴェア・トロフィー。年間最優秀選手はヤニ・ツェン。

  • 日本男子 · JGTO

    2010シーズン

    キム・キョンテ

    ¥181,103,799

    賞金ランキング 1位(海外メジャー含む)

    日本オープンを含む年間3勝で賞金王。国内のみの額は177,618,860円。

  • 日本女子 · JLPGA

    2010シーズン

    アン・ソンジュ

    ¥145,073,799

    賞金ランキング 1位

    日本ツアー初参戦の年に4勝。開幕戦の優勝から初の賞金女王へ。

米男子は暦年の2010シーズン。公式賞金首位のクーチャーとFedExCup王者のジム・フューリックを区別し、年間ボーナスを公式賞金へ足していない。米女子の賞金首位はチェ・ナヨン、年間最優秀選手はヤニ・ツェン。女子メジャーは4大会で、当時のエビアン・マスターズはメジャーではなかった。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

2010年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

男子メジャーの新しい勝者と、女子で二つのタイトルを獲ったヤニ・ツェン。

  1. 4月

    ミケルソンが三度目のマスターズ優勝

    フィル・ミケルソンがマスターズを通算16アンダー、272打で制した。2004年、2006年に続く三度目の優勝。オーガスタを得意とする左打ちの名手が、再びグリーンジャケットに袖を通した。

  2. 6月

    マクドウェルがペブルビーチを制す

    グレーム・マクドウェルが全米オープンでメジャー初優勝。四日間を284打のイーブンパーで終えた。海沿いのペブルビーチで、北アイルランドの選手が勝者になった。

  3. 7月

    全英150周年、ウーストハイゼンが7打差

    ルイ・ウーストハイゼンがセントアンドリュースの全英オープンで初優勝。創始150周年の大会を、通算16アンダー、272打で制した。2位に7打差の勝利だった。

  4. 7月

    クリーマー、全米女子オープンで初メジャー

    ポーラ・クリーマーが全米女子オープンでメジャー初優勝。オークモントの難しいコースで、通算3アンダーの勝利を挙げた。プロ入りから積み重ねたツアーの勝利に、大きなタイトルが加わった。

  5. 8月

    カイマー、全米プロの延長戦を制す

    マルティン・カイマーが全米プロでメジャー初優勝を挙げた。ウィスリングストレイツでプレーオフを制し、ドイツの選手が新しいメジャー王者となった。

  6. 4・8月

    ヤニ・ツェンが女子メジャー2勝

    ヤニ・ツェンがクラフト・ナビスコ選手権と全英女子オープンを制した。メジャー4大会のうち二つを勝ち、年間最優秀選手賞も獲得。賞金首位のチェ・ナヨンとともに、この年の女子ツアーを代表した。

日本のゴルフ

和合の58打、宮里藍の世界1位、国内の新しい賞金王と賞金女王。

  1. 5月

    石川遼、クラウンズ最終日に58打

    石川遼が中日クラウンズの最終日に58打を記録した。パー70の名古屋ゴルフ倶楽部和合で12アンダー。四日間の合計267打とし、2位に5打差をつけて優勝した。

  2. 6月

    宮里藍が世界1位に、年間では米5勝

    宮里藍がショップライトLPGAクラシックを制し、6月21日付の世界ランキングで日本人初の1位になった。この年は米ツアーで5勝。開幕のタイから、夏のセーフウェイクラシックまで勝利を重ねた。

  3. 10月

    宮里美香が日本女子オープンで初優勝

    宮里美香が日本女子オープンを四日間首位で制した。大利根カントリークラブで2位に6打差をつけ、日本ツアー初優勝を公式戦で飾った。米国を主戦場にする選手が、日本でも勝者になった。

  4. 10月

    キム・キョンテ、日本オープンで最終64

    キム・キョンテが日本オープン最終日を64で回り、通算13アンダーで優勝。藤田寛之を2打差で抑えた。年間3勝の中でも、日本一のタイトルが賞金王への道を強く印象づけた。

  5. 年間

    池田勇太が2年続けて年間4勝

    池田勇太が前年に続いて年間4勝を挙げた。勝利数ではこの年の最多。賞金王のキム・キョンテ、石川遼らとともに、国内男子の優勝争いを引っ張った。

  6. 年間

    アン・ソンジュ、初参戦から賞金女王へ

    アン・ソンジュが日本ツアー初参戦の開幕戦で優勝。その後も勝ち星を重ね、年間4勝で初の賞金女王となった。新しい強豪の登場が、日本女子の賞金争いを変えた。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 2010

和合の日曜日に、58打。

中日クラウンズの石川遼は、三日間を68、70、71打で終え、最終日に58打を記録した。パー70の名古屋GC和合で12アンダー。合計267打とし、藤田寛之とポール・シーハンに5打差をつけた。

宮里藍が、日本人初の世界1位。

宮里藍は6月のショップライトLPGAクラシックで優勝。その翌日の6月21日付で、世界ランキング1位になった。日本人として初めての到達だった。2003年のアマチュア優勝から、世界の頂点へ時間がつながる。

150周年の全英に、新しい王者。

全英は創始150周年、第139回の大会をセントアンドリュースで開いた。南アフリカのルイ・ウーストハイゼンが65、67、69、71打の合計272打で優勝。リー・ウェストウッドに7打差をつけた。