2022年
赤いフェースと、新しい主役たち。
ステルスのカーボンフェース、第150回全英、LIVゴルフの開幕。日本では新世代が国内メジャーを制し、海外でも勝利を重ねた。道具、選手、大会から2022年を振り返る。

ステルスが登場した年。赤い打球面と黒いヘッドで、カーボンフェースという時代の目印を描く。
AI生成イメージ画。実景・史料の正確な復元や、実在製品の写真ではありません。この年、頂点に立った選手たち
SEASON LEADERS世界の主要ツアーと日本の賞金ランキング。各ツアーのシーズン成績で振り返る。
米男子 · PGA TOUR
2021–22シーズン
$14,046,910
公式賞金ランキング 1位
マスターズを含むシーズン4勝。年間最優秀選手にも選ばれた。
米女子 · LPGA
2022シーズン
$4,364,403
賞金ランキング 1位
シーズン3勝。最優秀選手賞と年間最少平均ストロークのベア・トロフィーも獲得。
日本男子 · JGTO
2022シーズン
¥181,598,825
賞金ランキング 1位
年間4勝を挙げ、初の賞金王。日本ゴルフツアー選手権も制した。
日本女子 · JLPGA
2022シーズン
¥235,020,967
賞金ランキング 1位
年間5勝。メルセデス・ランキングでも首位に立ち、初の年間女王に。
メジャーの勝者を、一望する
MAJOR CHAMPIONS女子メジャー
- 3–4月シェブロン選手権ジェニファー・カプチョ
- 6月
- 6月全米女子プロチョン・インジ
- 7月エビアン選手権ブルック・ヘンダーソン
- 8月AIG全英女子オープンアシュリー・ブハイ
2022年に起きたこと
WORLD & JAPAN世界のゴルフ
新王者の登場と、新しいツアーの始まり。
- 4月
シェフラー、初のグリーンジャケット
スコッティ・シェフラーがマスターズでメジャー初優勝。世界ランキング1位となった勢いのまま、春の主役になった。
- 5–6月
逆転の全米プロ、初戴冠の全米オープン
ジャスティン・トーマスは最終日7打差を逆転して全米プロ2勝目。マシュー・フィッツパトリックは、全米アマを制したザ・カントリークラブで全米オープンも勝った。
- 6月
LIVゴルフが開幕
ロンドンで初戦が行われ、個人戦とチーム戦を組み合わせた新ツアーが始まる。既存ツアーに加え、選手が戦う舞台にも大きな変化が生まれた。
- 7月
第150回全英はスミスの64打
セントアンドリュースでキャメロン・スミスがメジャー初優勝。最終日の後半30打で、節目の大会を自分のものにした。
- 8月
- 8月
マキロイ、3度目のFedExCup
ロリー・マキロイがツアー選手権を制し、3度目の年間王者に。賞金ランキング首位のシェフラーとは別に、年間タイトルをつかんだ。
- 11月
リディア・コーがシーズンを締める
リディア・コーがCMEグループ・ツアー選手権で年間3勝目。賞金、最優秀選手、平均ストロークの各部門で頂点に立った。
日本のゴルフ
海外での勝利、新世代の躍進、久しぶりの復活。
- 1月
- 7月
古江彩佳、62打で米ツアー初優勝
古江彩佳がスコットランド女子オープン最終日に62打。通算21アンダーで3打差をつけ、米ツアー参戦初年度に初勝利を挙げた。
- 9月
19歳の川﨑春花が国内メジャーを制す
川﨑春花が日本女子プロゴルフ選手権でツアー初優勝。19歳133日で大会最年少優勝記録を更新し、10月には2勝目も挙げた。
- 9–10月
- 10月
金田久美子、11年ぶりの2勝目
金田久美子が樋口久子 三菱電機レディスで優勝。初勝利から11年189日を経て、再びトロフィーを手にした。
- 11月
山下美夢有、初の年間女王
山下美夢有が伊藤園レディスで優勝して年間女王を確定。最終戦JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップでも勝ち、年間5勝とした。
- 年間
日本男子は比嘉一貴の4勝
比嘉一貴が日本ゴルフツアー選手権などで年間4勝。1億8千万円を超える賞金を獲得し、初の賞金王と最優秀選手賞を手にした。
この年を、もう少し深く
STORIES OF 2022クラウンから、フェースにもカーボン。
テーラーメイドは2022年2月、60層カーボンフェースを搭載したステルスシリーズを発売した。同社の公式回顧は、軽いフェースとボディの組合せで効率よくエネルギーを伝える狙いと説明する。
第150回全英を決めた、日曜日の九ホール。
全英はセントアンドリュースで第150回を迎えた。キャメロン・スミスは最終日を4打差で出て64打。キャメロン・ヤングに1打、マキロイに2打差をつけて優勝した。
キャメロン・スミスは10番から五連続バーディー。難しい位置から17番のパーを守り、18番でもバーディーを奪って、後半を30打で終えた。記念の大会を決めたのは、日曜日のこの九ホールだった。
19歳と21歳。日本のメジャーに新しい名前。
9月、日本女子プロゴルフ選手権を制したのは、19歳のルーキー、川﨑春花だった。地元・京都で迎えた最終日、後半を30打で回って逆転し、初優勝を国内メジャーで飾る。その勝利は、大会最年少優勝記録も塗り替えた。
10月の日本オープンでは、21歳のアマチュア、蟬川泰果が優勝した。第1回大会以来、アマチュアの優勝は95年ぶり。9月のパナソニックオープンに続く2勝目を、プロになる前に挙げた。新しい名前が、歴史の長い大会に刻まれた秋だった。
