ゴルフ史

2023年

パラダイムのボディ。二つの全英に新しい王者。

パラダイムのカーボンボディ、男女それぞれのメジャー新王者。日本では若手の賞金王や双子の直接対決も生まれた。道具と選手、大会から2023年をたどる。

この年を象徴するドライバー

2023年のパラダイムドライバー。青いカーボンボディのソール。

青い360°カーボンシャーシが目印。ヘッドのボディにも素材の変化が広がった。

この年、頂点に立った選手たち

SEASON LEADERS

世界の主要ツアーと日本の賞金ランキング。各ツアーのシーズン成績で振り返る。

  • 米男子 · PGA TOUR

    2022–23シーズン

    スコッティ・シェフラー

    $21,014,342

    公式賞金ランキング 1位

    ザ・プレーヤーズ選手権などシーズン2勝。公式賞金ランキングは2年連続で首位。

  • 米女子 · LPGA

    2023シーズン

    リリア・ヴ

    $3,502,303

    賞金ランキング 1位

    メジャー2勝を含む年間4勝。LPGA年間最優秀選手にも選ばれた。

  • 日本男子 · JGTO

    2023シーズン

    中島啓太

    ¥184,986,179

    賞金ランキング 1位

    年間3勝。プロ転向後初のフルシーズンで、初の賞金王をつかんだ。

  • 日本女子 · JLPGA

    2023シーズン

    山下美夢有

    ¥213,554,215

    賞金ランキング 1位

    年間5勝。2年連続で賞金首位とメルセデス・ランキング首位に立った。

米男子のFedExCup年間王者はビクトル・ホブラン、公式賞金首位はスコッティ・シェフラー。FedExCupのボーナスは上の公式賞金額には含めない。日本女子は山下美夢有がメルセデス・ランキングでも首位となり、2年連続の年間女王に輝いた。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

2023年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

初めての王者と、復活したメジャーチャンピオン。

  1. 4月

    ラームがグリーンジャケットを獲得

    ジョン・ラームがマスターズで優勝。最終日を69打で回り、ケプカとミケルソンに4打差をつけた。

  2. 5月

    ケプカが全米プロ3勝目

    ブルックス・ケプカがオークヒルで全米プロを制した。2018年、2019年に続く大会3勝目で、メジャー通算5勝目となった。

  3. 6月

    クラークが全米オープン初優勝

    ウィンダム・クラークがロサンゼルスCCで全米オープンを制した。マキロイを1打差でかわし、初めてメジャーの頂点に立った。

  4. 7月

    ハーマン、雨の全英を6打差で

    ブライアン・ハーマンがロイヤルリバプールで全英オープン初優勝。2日目の65打で抜け出し、6打差のまま最終日を終えた。

  5. 4–8月

    リリア・ヴが年間メジャー2勝

    リリア・ヴはシェブロン選手権で初メジャーを獲得。AIG全英女子オープンも6打差で制し、年間2勝のメジャーチャンピオンとなった。

  6. 8月

    ホブランがプレーオフ終盤を連勝

    ビクトル・ホブランがBMW選手権とツアー選手権を連続優勝。最後の2週間で勢いを加速させ、初のFedExCup王者となった。

日本のゴルフ

双子の直接対決から、国内外の初タイトルまで。

  1. 5月

    岩井姉妹と山下の3人でプレーオフ

    RKB×三井松島レディスで岩井千怜、岩井明愛、山下美夢有が並んだ。姉妹の直接対決となったプレーオフを千怜が制し、フェアウェイからの直ドラも話題になった。

  2. 7–10月

    櫻井心那が10代で年間4勝

    櫻井心那が資生堂レディスでツアー初優勝。楽天スーパーレディース、ゴルフ5、富士通レディースも制し、年間4勝を挙げた。

  3. 9月

    久常涼がフランスオープン優勝

    久常涼がフランスオープンで欧州ツアー初優勝。日本から欧州へ戦う場所を広げた選手が、新たなタイトルを持ち帰った。

  4. 11月

    稲見萌寧、TOTOで米ツアー初勝利

    稲見萌寧がTOTOジャパンクラシックで優勝。日米両ツアーの大会を通算22アンダーで制し、LPGAツアー初優勝となった。

  5. 年間

    中島啓太が初の賞金王

    中島啓太が年間3勝を挙げ、日本男子の賞金ランキング首位に。プロとして初のフルシーズンを、初めての賞金王で締めくくった。

  6. 年間

    山下美夢有、2年連続の年間女王

    山下美夢有が最終戦リコーカップを連覇し、年間5勝。メルセデス・ランキングと賞金ランキングで2年連続の首位となった。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 2023

ヘッドのボディにも、カーボン。

キャロウェイは1月、新シリーズPARADYM(パラダイム)を紹介した。ドライバーの360°シャーシは、カーボンを用いたボディ構造。メーカーの紹介は、その軽量化を重さの配分につなげる考え方を伝えている。

ハーマンは、二日目に抜け出す。

男子の全英ではブライアン・ハーマンが二日目65打で抜け出した。合計271打、後続に6打差で優勝。雨の最終日もリードを守り、ロイヤルリバプールで初めてジャグを手にした。

女子は、リリア・ヴの年間二勝目。

AIG女子オープンのリリア・ヴは最終日67打で、6打差の優勝。春のシェブロン選手権に続く、同じ年のメジャー二勝目となった。男子と女子、それぞれの全英に大きな優勝差が残った。