ゴルフ史

2025年

マキロイの四冠。広がる日本勢の勝利。

Qi35が登場し、マキロイは生涯グランドスラムを達成。日本勢は女子メジャーや米ツアーで勝利を重ねた。世界と日本の賞金王、主要大会、年を彩った出来事を振り返る。

この年を象徴するドライバー

2025年のテーラーメイドQi35ドライバー。グレーのカーボンボディ。

グレーのカーボンボディが目印のQi35。重心設計を進めた2025年の一本。

この年、頂点に立った選手たち

SEASON LEADERS

世界の主要ツアーと日本の賞金ランキング。各ツアーのシーズン成績で振り返る。

  • 米男子 · PGA TOUR

    2025シーズン

    スコッティ・シェフラー

    $27,659,550

    公式賞金ランキング 1位

    全米プロと全英を含む年間6勝。4年連続で年間最優秀選手に選ばれた。

  • 米女子 · LPGA

    2025シーズン

    ジーノ・ティティクル

    $7,578,330

    賞金ランキング 1位

    年間3勝。CMEグループ・ツアー選手権を連覇し、賞金首位と最優秀選手賞を獲得。

  • 日本男子 · JGTO

    2025シーズン

    金子駆大

    ¥120,231,009

    賞金ランキング 1位

    関西オープンと三井住友VISA太平洋マスターズで年間2勝。初の賞金王となった。

  • 日本女子 · JLPGA

    2025シーズン

    佐久間朱莉

    ¥227,285,959

    賞金ランキング 1位

    初優勝から年間4勝へ。全36試合に出場し、賞金首位と年間女王を手にした。

米男子のFedExCup年間王者はトミー・フリートウッド、公式賞金首位はスコッティ・シェフラー。2025年は制度が変わり、ツアー選手権の賞金も公式賞金に含まれる。日本女子の年間女王はメルセデス・ランキングで決まり、佐久間朱莉が首位となった。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

2025年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

悲願の一勝と、新しい年間王者。

  1. 4月

    マキロイが生涯グランドスラム

    ロリー・マキロイがマスターズのプレーオフを制した。欠けていたグリーンジャケットがそろい、史上6人目の生涯グランドスラム達成者となった。

  2. 5–7月

    シェフラーは二つのメジャーを制す

    スコッティ・シェフラーが全米プロに続いて全英オープンも優勝。年間6勝を挙げたシーズンに、新たなメジャータイトルを加えた。

  3. 6月

    オークモントでスポーンが初戴冠

    J.J.スポーンが全米オープンでメジャー初優勝。雨に見舞われた最終日、18番の長いバーディーパットを沈め、通算1アンダーで勝ち切った。

  4. 8月

    初優勝が、そのままFedExCupに

    トミー・フリートウッドがツアー選手権でPGA TOUR初優勝。勝利を待ち続けた選手が、シーズン最後の大舞台で年間王者にもなった。

  5. 9月

    ベスページで欧州がライダーカップ連覇

    欧州が米国を15対13で破り、敵地でライダーカップを制した。米国の最終日の追い上げをしのぎ、カップを持ち帰った。

  6. 11月

    ジーノがCMEを連覇

    ジーノ・ティティクルがCMEグループ・ツアー選手権で年間3勝目。年間獲得賞金は750万ドルを超え、最優秀選手賞とベア・トロフィーも獲得した。

日本のゴルフ

海外での初メジャー、双子の勝利、国内の新王者。

  1. 1月

    松山英樹、35アンダーで米11勝目

    松山英樹が開幕戦ザ・セントリーで優勝。通算35アンダーのツアー新記録で、PGA TOUR通算11勝目を挙げた。

  2. 3月

    竹田麗央がブルーベイで勝利

    米ツアーに本格参戦した竹田麗央が、ブルーベイLPGAで優勝。前年の国内8勝に続き、海外でも勝利を重ねた。

  3. 4月

    西郷真央、5人のプレーオフを制す

    西郷真央がシェブロン選手権でメジャー初優勝。5人が並んだプレーオフの最初のホールでバーディーを奪い、LPGA初勝利を決めた。

  4. 5–8月

    岩井姉妹が、そろって米初優勝

    岩井千怜は5月のメキシコ、岩井明愛は8月のポートランドで優勝。米ツアー参戦初年度の双子が、それぞれの初勝利を手にした。

  5. 8–11月

    山下美夢有はメジャーと新人賞

    山下美夢有がAIG全英女子オープンで初メジャーを獲得。メイバンク選手権でも勝ち、米ツアーの新人賞にも選ばれた。

  6. 年間

    佐久間朱莉、初優勝から年間女王へ

    佐久間朱莉はKKT杯バンテリンレディスで初優勝すると、年間4勝まで伸ばした。全試合に出場した一年が、賞金首位と年間女王につながった。

  7. 年間

    金子駆大が日本男子の賞金王

    金子駆大が関西オープンと三井住友VISA太平洋マスターズを制した。年間2勝と1億2千万円を超える賞金で、初の賞金王となった。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 2025

最後にそろった、グリーンジャケット。

ロリー・マキロイはマスターズを277打で終え、ジャスティン・ローズとの延長へ。最初のホールでバーディーを奪い、初めてのマスターズ優勝を決めた。四つのメジャーを生涯で制する、生涯グランドスラムが完成した。史上6人目の達成者となった。

山下、ウェールズで初メジャー。

山下美夢有はロイヤルポースコールのAIG女子オープンで優勝。最終日70打、合計277打で、勝みなみとチャーリー・ハルに2打差だった。初のメジャータイトルを、24歳になった翌日に手にした。

シェフラーは、4打差で全英を制す。

北アイルランドのロイヤルポートラッシュでは、スコッティ・シェフラーが合計267打で優勝した。ハリス・イングリッシュに4打差をつけ、メジャー四勝目。マキロイとはまた違う歩みで、初めてのジャグを手にした。