ゴルフ史

1947年

アイルランド勢初の全英王者。全米女子は打数の勝負へ。

ミズノ トーナメントを時代のアイコンに、世界と日本の賞金・主要大会・ゴルフの歩みを振り返る。フレッド・デイリーが全英の新しい勝者になる。第2回全米女子オープンでは競技方式が変わり、前年準優勝のベティ・ジェイムソンが優勝した。

この時代のドライバー

1936年登場、MIZUNO ミズノ トーナメントのドライバー実物写真。1947年の時代を振り返るアイコン。

1936年登場のミズノ トーナメント。戦前に作られた木製ヘッドを、この時代の道具のアイコンとして選んだ。この年の新発売ではなく、登場年を明記した継続モデルとして掲載する。

賞金王と、この年の競技の歩み

SEASON LEADERS

世界と日本の賞金首位。ツアー制度の成立前、戦時の未集計、参考記録は区別して読む。

  • 米男子 · PGAの記録

    1947年

    ジミー・デマレット

    $27,936.83

    年間賞金首位(歴代記録)

    公式記録集に掲載された年間の賞金首位。現在のボーナスや後年のシーズン区分とは合算しない。

  • 米女子 · LPGA

    1947年

    LPGA発足前

    年間ツアー賞金王は置かない

    LPGAの発足は1950年。先行するWPGAや女子の選手権の歩みは、この年の話題と主要大会で読む。

  • 日本男子 · ツアー制以前

    1947年

    現行ランキングの成立前

    公式ツアー賞金王の対象外

    現行のツアー制度は1973年開始。この年の日本は、全国選手権やアマチュア競技、競技再開の歩みで振り返る。

  • 日本女子 · 国内ツアー

    1947年

    ツアー賞金記録の成立前

    歴代賞金女王表は1968年から

    日本プロゴルフ協会の女子部が1967年に発足。1968年からの歴代賞金女王表を、この年へ遡らせない。

男子メジャーは4大会の開催・休止を表示。全米プロは1957年までマッチプレー、1958年からストロークプレー。女子は当時の主要選手権を並べ、後年の4大会・5大会制を遡らせない。LPGA創設前の女子大会は遡及認定されたメジャーを含む。「アマ」は優勝当時のアマチュア資格を示す。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

1947年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

開催されたメジャーと、その休止。女子の舞台や年間の成績にも目を向ける。

  1. 年間

    ジミー・デマレットのマスターズ

    ジミー・デマレットがマスターズを合計281打で制した。

  2. 年間

    ルー・ワーシャムの全米オープン

    ルー・ワーシャムが全米オープンを合計282打で制した。本戦の同スコアから延長戦で勝負を決めた。

  3. 年間

    フレッド・デイリーの全英オープン

    フレッド・デイリーが全英オープンを合計293打で制した。

  4. 年間

    ジム・フェリアーの全米プロ

    ジム・フェリアーが全米プロに優勝。決勝は2 and 1で決着した。当時はマッチプレーで、72ホールの合計打数で争う方式ではなかった。

  5. 年間
  6. 年間

    LPGAの発足前、女子選手たちの舞台

    女子には、タイトルホルダーズやウェスタンという先行する大会があった。LPGAが1950年に生まれる前の優勝も、後年の公式メジャー記録に残っている。

日本のゴルフ

全国選手権、アマチュア、女子の競技。賞金制度が整う前の時代から日本の歩みをたどる。

  1. 休止

    日本オープンは再開前

    日本オープンの戦後再開は1950年。この年に優勝者や優勝賞金を置かず、競技が戻るまでの歩みをたどる。

  2. 休止

    日本プロも、復活までの途上

    戦前の最後の開催は1942年。日本プロが再び行われるのは1949年で、戦時中と戦後復興の空白を挟んでいる。

  3. 年間

    月例競技から、次の全国大会へ

    関東では月例競技が復活した。全国選手権の優勝者一覧には残らない段階にも、競技へ戻るための足場づくりがあった。

  4. 年間

    道具に残る、戦前からのつながり

    1936年登場のミズノ トーナメント。戦前に作られた木製ヘッドを、この時代の道具のアイコンとして選んだ。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 1947

ポートラッシュ出身の選手が、勝つ。

北アイルランドのポートラッシュ出身、フレッド・デイリーが全英を制した。アイルランド勢として初めての優勝。合計293打で、レグ・ホーンとアマチュアのフランク・ストラナハンを1打差でかわした。

78打の後に、最後は72打。

前半36ホールでは4打のリードがあったデイリーも、第3ラウンドの78打で追い込まれた。最終ラウンドは72打。最後の長いバーディーパットが、僅差の優勝を支えた。

相手より何打少なく回るか。

第2回全米女子は、ホールごとの勝敗から合計打数を競うストロークプレーへ変わった。前年の決勝でバーグに敗れたベティ・ジェイムソンが、今回は72ホールを295打で回り優勝した。