ゴルフ史

1997年

タイガーの12打差。ボーケイの最初の一歩。

1997年。T-ZOID Tiを道具の入口に、尾崎将司と福嶋晃子が頂点に立った国内ツアー、世界の男女メジャーと賞金争いを振り返る。21歳のマスターズ王者が生まれ、ツアーにはボーケイ・ウェッジが登場。全英では、レナードが最終日に5打差をひっくり返した。

この年を象徴するドライバー

1996年登場のMIZUNO T-ZOID Ti。当時のドライバーの実物写真。

1996年登場のT-ZOID Tiを、この年の道具を思い出す一本に。世界統一ブランドとして始まったT-ZOID Tiのチタンドライバー。黒と金のソールに、1990年代半ばの金属ヘッドの記憶が重なる。

この年、頂点に立った選手たち

SEASON LEADERS

世界の主要ツアーと日本の賞金ランキング。各ツアーのシーズン成績で振り返る。

  • 米男子 · PGA TOUR

    1997シーズン

    タイガー・ウッズ

    $2,066,833

    年間賞金ランキング 1位

    米男子の年間賞金首位。公式賞金の額で、ボーナスとは合算しない。

  • 米女子 · LPGA

    1997シーズン

    アニカ・ソレンスタム

    $1,236,789

    年間賞金ランキング 1位

    米女子の年間賞金首位。年間最優秀選手・平均ストローク賞とは別に読む。

  • 日本男子 · 国内ツアー

    1997シーズン

    尾崎将司

    ¥170,847,633

    年間賞金ランキング 1位

    国内男子ツアーの年間賞金首位。国内優勝は5勝。

  • 日本女子 · JLPGA

    1997シーズン

    福嶋晃子

    ¥99,594,094

    年間賞金ランキング 1位

    年間6勝。2年連続の賞金女王。

女子メジャーは当時4大会。カナダの大会は2000年までメジャー、2001年から全英女子に交代した。米男子は暦年のシーズンで、FedExCup開始は2007年。女子の大会欄は開催年の結果をまとめて掲載する。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

1997年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

春のオーガスタから夏のリンクス、女子の主要タイトルと年間賞まで。

  1. 4月

    タイガー・ウッズ、オーガスタの頂点へ

    タイガー・ウッズが270打、18アンダーでメジャー初優勝。21歳でのマスターズ制覇は、2位トム・カイトに12打差という鮮烈なものだった。

  2. 6月

    アーニー・エルスの全米オープン

    アーニー・エルスが276打で優勝。コリン・モンゴメリーを1打抑え、コングレッショナルで1994年以来2度目の全米オープンを制した。

  3. 7月

    ジャスティン・レナード、全英で刻んだ272打

    ジャスティン・レナードが全英オープンを272打で制した。リンクスでの四ラウンドをまとめ、クラレットジャグを手にした。大会を決めた場面は、下のストーリーでも辿れる。

  4. 8月

    デービス・ラブ三世、全米プロを制す

    ウイングドフットの全米プロは、デービス・ラブ三世が合計269打で優勝。2位に5打差をつけた。

  5. 年間

    女子メジャーの勝者たち

    当時の女子メジャーは、すべて異なる選手が制した。全米女子オープンはアリソン・ニコラス、全米女子プロはクリス・ジョンソンが優勝。年間の優勝者一覧から、女子のもう一つの勢力図も見えてくる。

  6. 年間

    米女子、賞金と年間賞の顔ぶれ

    年間最優秀選手はアニカ・ソレンスタム、平均ストロークのヴェア・トロフィーはカリー・ウェブ。賞金首位のアニカ・ソレンスタムと並べると、一年の強さを測る物差しが見える。

日本のゴルフ

賞金争いと男女の主要選手権。海外の結果と並べて、この年の日本を振り返る。

  1. 年間

    尾崎将司が国内男子の賞金首位に

    尾崎将司が170,847,633円で賞金ランキング首位。4年連続のタイトルとなった。大会ごとの勝者に加え、一年を通じた賞金争いでもこの名前を覚えておきたい。

  2. 年間

    福嶋晃子、年間6勝で賞金女王

    福嶋晃子が99,594,094円で国内女子の賞金ランキングを制した。年間6勝。2年連続の賞金女王。

  3. 大会

    クレイグ・パリーの日本オープン

    クレイグ・パリーが古賀ゴルフ・クラブ (福岡県)で行われた日本オープンに優勝。合計286打でタイトルを獲得した。最終ラウンドは70で回った。

  4. 大会

    丸山茂樹の日本プロゴルフ選手権

    丸山茂樹がセントラルゴルフクラブ 西コース (茨城県)で行われた日本プロゴルフ選手権に優勝。合計272打でタイトルを獲得した。最終ラウンドは67で回った。

  5. 6月

    岡本綾子、日本女子オープンの頂点へ

    東広野で行われた日本女子オープンは、岡本綾子が合計295打で優勝。年間の賞金争いとは別に、この一週間を勝ち切った選手の名前も残しておきたい。

  6. 9月

    福嶋晃子、日本女子プロを制す

    福嶋晃子が富士C塩河C(岐阜)で行われた日本女子プロ選手権に優勝。合計283打、9アンダーで2位に5打差をつけた。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 1997

マスターズを、12打差で。

タイガー・ウッズはマスターズを270打、18アンダーで制した。21歳の初優勝は、後続に12打差。前年にプロへ転向した選手が、オーガスタで大きな数字を残した。

ボーケイのウェッジが、競技へ。

ボブ・ボーケイの公式回顧は、最初のボーケイ・ウェッジが1997年のセントジュード・クラシックで競技使用されたと記す。舞台はメンフィス。店頭で見慣れた名前にも、ツアーで使われ始めた最初の大会があった。

レナードは、最終65打。

ロイヤルトゥルーンの全英ではジャスティン・レナードが最終日を5打差の後方から出た。65打で逆転し、パーネビックとダレン・クラークに3打差で優勝。春の圧勝と、夏の追い上げが同じ一年に残る。