ゴルフ史

1998年

TOURSTAGEの球。41歳の王者と17歳のアマ。

1998年。T-ZOID COMP Tiを道具の入口に、尾崎将司と服部道子が頂点に立った国内ツアー、世界の男女メジャーと賞金争いを振り返る。ツアーステージのボールが発売された年。全英ではオメーラが春に続くメジャー優勝を手にし、若いローズも最終ホールで観客を沸かせた。

この年を象徴するドライバー

1998年登場のMIZUNO T-ZOID COMP Ti。当時のドライバーの実物写真。

T-ZOID COMP Tiは1998年登場。チタンヘッドの広がりを、小ぶりな当時の実物写真から振り返る。

この年、頂点に立った選手たち

SEASON LEADERS

世界の主要ツアーと日本の賞金ランキング。各ツアーのシーズン成績で振り返る。

  • 米男子 · PGA TOUR

    1998シーズン

    デビッド・デュバル

    $2,591,031

    年間賞金ランキング 1位

    米男子の年間賞金首位。公式賞金の額で、ボーナスとは合算しない。

  • 米女子 · LPGA

    1998シーズン

    アニカ・ソレンスタム

    $1,092,748

    年間賞金ランキング 1位

    米女子の年間賞金首位。年間最優秀選手・平均ストローク賞とは別に読む。

  • 日本男子 · 国内ツアー

    1998シーズン

    尾崎将司

    ¥179,627,400

    年間賞金ランキング 1位

    国内男子ツアーの年間賞金首位。国内のみは179,627,400円。海外加算との違いも確認できる。国内優勝は3勝。

  • 日本女子 · JLPGA

    1998シーズン

    服部道子

    ¥81,570,823

    年間賞金ランキング 1位

    年間5勝。この年の国内女子賞金ランキングを制した。

女子メジャーは当時4大会。カナダの大会は2000年までメジャー、2001年から全英女子に交代した。米男子は暦年のシーズンで、FedExCup開始は2007年。女子の大会欄は開催年の結果をまとめて掲載する。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

1998年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

春のオーガスタから夏のリンクス、女子の主要タイトルと年間賞まで。

  1. 4月

    マーク・オメーラ、オーガスタの頂点へ

    マーク・オメーラが279打で優勝。デビッド・デュバルとフレッド・カプルスに1打差をつけた。41歳で手にした初メジャーは、夏の全英制覇にも続いた。

  2. 6月

    リー・ジャンセンの全米オープン

    リー・ジャンセンが280打で優勝。ペイン・スチュワートに1打差をつけ、オリンピッククラブで2度目の全米オープン制覇を果たした。

  3. 7月

    マーク・オメーラ、全英で刻んだ280打

    マーク・オメーラが全英オープンを280打で制した。72ホールを終えた同点の争いは、延長で決着した。大会を決めた場面は、下のストーリーでも辿れる。

  4. 8月

    ビジェイ・シン、全米プロを制す

    サハリーの全米プロは、ビジェイ・シンが合計271打で優勝。2位に2打差をつけた。

  5. 年間

    女子メジャーの勝者たち

    パク・セリがメジャー2勝。全米女子オープンはパク・セリ、全米女子プロはパク・セリが優勝。年間の優勝者一覧から、女子のもう一つの勢力図も見えてくる。

  6. 年間

    米女子、賞金と年間賞の顔ぶれ

    アニカ・ソレンスタムが賞金首位、年間最優秀選手、平均ストロークのヴェア・トロフィーをそろえた。一大会の優勝だけでなく、年間を通じた強さでもツアーの中心に立った。

日本のゴルフ

賞金争いと男女の主要選手権。海外の結果と並べて、この年の日本を振り返る。

  1. 年間

    尾崎将司が国内男子の賞金首位に

    尾崎将司が179,627,400円で賞金ランキング首位。5年連続のタイトルとなった。海外加算を含む額と、国内のみの額は成績カードで分けている。

  2. 年間

    服部道子、年間5勝で賞金女王

    服部道子が81,570,823円で国内女子の賞金ランキングを制した。年間5勝。

  3. 大会

    田中秀道の日本オープン

    田中秀道が大洗ゴルフ倶楽部 (茨城県)で行われた日本オープンに優勝。合計283打でタイトルを獲得した。最終ラウンドは69で回った。

  4. 大会

    ブライアン・ジョーブの日本プロゴルフ選手権

    ブライアン・ジョーブがグランデージゴルフ倶楽部 (奈良県)で行われた日本プロゴルフ選手権に優勝。合計280打でタイトルを獲得した。最終ラウンドは68で回った。

  5. 6月

    野呂奈津子、日本女子オープンの頂点へ

    三好(西)で行われた日本女子オープンは、野呂奈津子が合計286打で優勝。年間の賞金争いとは別に、この一週間を勝ち切った選手の名前も残しておきたい。

  6. 9月

    服部道子、日本女子プロを制す

    服部道子が美浦ゴルフクラブ(茨城)で行われた日本女子プロ選手権に優勝。合計290打、2オーバーで2位に3打差をつけた。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 1998

ツアーステージを、ボールで選ぶ。

ブリヂストンの公式社史は、1998年にTOURSTAGEのゴルフボールを発売したと記している。クラブと一緒にその名を覚えている人も、球から使い始めた人もいる。

マスターズに続いて、全英も。

41歳のマーク・オメーラは全英を280打で終え、ブライアン・ワッツとの4ホール延長を2打差で制した。春のマスターズに続く、同じ年のメジャー二勝目だった。

17歳のローズが、最後に入れた。

アマチュアのジャスティン・ローズは二日目66打、合計282打で4位タイ。最終18番ではラフからの寄せを直接カップへ沈めた。ベテランが優勝した大会に、若い選手の鮮やかな場面も刻まれた。