ゴルフ史

2006年

ロッサの転がり。ウッズのクラブ選び。

ウッズが夏の男子メジャーを連勝し、オチョアと大山志保が初の賞金首位に。女子世界ランキングも始まった。r7 460を目印に、世界と日本の一年をたどる。

この年を象徴するドライバー

2006年のテーラーメイドr7 460ドライバーのソール。

銀色のソールと黄色いライン。460ccのヘッドに2個の可動ウェイトを備えたr7 460。

この年、頂点に立った選手たち

SEASON LEADERS

世界の主要ツアーと日本の賞金ランキング。各ツアーのシーズン成績で振り返る。

  • 米男子 · PGA TOUR

    2006シーズン

    タイガー・ウッズ

    $9,941,563

    公式賞金ランキング 1位

    全英と全米プロを含む年間8勝。公式賞金ランキングでも首位に。

  • 米女子 · LPGA

    2006シーズン

    ロレーナ・オチョア

    $2,592,872

    賞金ランキング 1位

    年間6勝で初の賞金首位。年間最優秀選手とヴェア・トロフィーも獲得。

  • 日本男子 · JGTO

    2006シーズン

    片山晋呉

    ¥178,402,190

    賞金ランキング 1位(海外メジャー含む)

    年間3勝で賞金王。国内のみの額は157,881,928円。

  • 日本女子 · JLPGA

    2006シーズン

    大山志保

    ¥166,290,957

    賞金ランキング 1位

    年間5勝で初の賞金女王。当時の年間獲得賞金記録を更新した。

米男子は暦年の2006シーズン。FedExCupは翌2007年から始まるため、この年の年間王者として載せていない。女子メジャーは4大会。女子世界ランキングが始まった年で、初代1位はアニカ・ソレンスタム、シーズンの賞金首位はロレーナ・オチョアだった。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

2006年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

女子世界ランキングの誕生と、ウッズの夏のメジャー連勝。

  1. 2月

    女子世界ランキング、最初の1位はアニカ

    女子のロレックスランキングが2月21日に初めて発表された。1位はアニカ・ソレンスタム。ツアーをまたいで選手の成績を比べる、新しい物差しが加わった。

  2. 6月

    オギルビー、波乱の全米オープンを制す

    ジェフ・オギルビーがウィングドフットの全米オープンでメジャー初優勝。最終18番でダブルボギーを叩いたフィル・ミケルソンらに1打差をつけ、通算5オーバーで勝ち切った。

  3. 7月

    ソレンスタム、月曜の18ホールを制す

    アニカ・ソレンスタムが全米女子オープンで三度目の優勝。ニューポートでパット・ハーストと72ホールを並び、月曜の18ホールプレーオフでは70打を記録して4打差をつけた。

  4. 7月

    ウッズ、ドライバー一回で全英連覇

    タイガー・ウッズがロイヤルリバプールの全英オープンで優勝。四日間でドライバーを使ったのは一回だけだった。アイアンを軸にコースを組み立て、通算18アンダーで大会連覇を果たした。

  5. 8月

    ウッズ、メダイナで5打差の全米プロ

    タイガー・ウッズが全米プロを270打、通算18アンダーで制した。2位に5打差をつけ、全英からメジャーを連勝。自身三度目の全米プロ優勝が、メジャー通算12勝目となった。

  6. 年間

    オチョアが6勝、初めての年間三冠

    ロレーナ・オチョアが年間6勝で初の賞金首位に。年間最優秀選手と、平均ストロークに贈られるヴェア・トロフィーも獲得した。世界1位のアニカ・ソレンスタムとともに、女子ツアーの中心となった。

日本のゴルフ

大山志保の夏、宮里兄妹の挑戦、秋の日本タイトル。

  1. 8月

    大山志保が月間3勝、賞金女王へ前進

    大山志保がクリスタルガイザー、NEC軽井沢72、ヨネックスを制し、ツアー制度施行後初の月間3勝を達成した。年間5勝を挙げ、初の賞金女王へ。不動裕理の連続賞金女王は6年で止まった。

  2. 8月

    宮里優作、米ツアーで一日2度のエース

    宮里優作がリノ・タホオープンの第2ラウンドで、7番と12番のパー3をホールインワン。一日に2回のエースを記録した。PGA TOURの記録集にも残る、珍しい一日となった。

  3. 9月

    米国へ渡った宮里藍、日本女子プロで勝つ

    この年から米ツアーを主戦場にした宮里藍が、帰国して出場した日本女子プロ選手権で優勝。21歳83日の当時の大会最年少記録だった。前年の日本女子オープンに続き、国内の大きなタイトルをそろえた。

  4. 10月

    ジャン・ジョン、日本女子オープン初出場V

    ジャン・ジョンが茨木カンツリー倶楽部の日本女子オープンを通算9アンダーで制した。初出場での優勝は2位に5打差。米国で戦う選手が、日本のナショナルオープンでも勝者になった。

  5. 10月

    シーハンが日本オープンを初制覇

    ポール・シーハンが霞ヶ関カンツリー倶楽部の日本オープンで優勝。通算7アンダー、277打で、日本ツアー通算3勝目を挙げた。オーストラリア出身の選手が、日本一のタイトルを手にした。

  6. 11月

    横峯さくら、リコーカップを7打差で制す

    横峯さくらがツアー最終戦のリコーカップで優勝。四日間を73、67、70、67打で回り、通算11アンダー。宮里藍らの2位グループに7打差をつけた。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 2006

ロッサに、ピュアロール。

テーラーメイドの公式史は、2006年のロッサパターにピュアロールインサートを記している。メーカーは順回転と安定した転がりを狙った技術と説明する。

39年ぶりの会場で、ドライバーは一回。

全英は1967年以来、39年ぶりにロイヤルリバプールへ戻った。ウッズが四日間でドライバーを使ったのは初日の16番だけ。アイアンを多用し、バンカーを避ける組み立てを選んだ。

4番アイアンのイーグルも。

二日目の14番では、212ヤードからの4番アイアンを直接入れてイーグル。67、65、71、67打の合計270打でクリス・ディマルコに2打差をつけた。強く飛ばすだけではない、クラブ選択の記憶が残る勝利だ。