ゴルフ史

2007年

15歳の石川遼。カーヌスティは再び延長へ。

15歳の石川遼がアマチュア優勝。谷口徹と上田桃子が日本の賞金首位に立ち、世界では初代FedExCup王者が決まった。BURNERを目印に、その一年をたどる。

この年を象徴するドライバー

2007年のテーラーメイドBURNERドライバーのソール。

銀色のソールに赤いBURNERのロゴ。460ccのヘッドが、2007年のドライバーの記憶を呼び起こす。

この年、頂点に立った選手たち

SEASON LEADERS

世界の主要ツアーと日本の賞金ランキング。各ツアーのシーズン成績で振り返る。

  • 米男子 · PGA TOUR

    2007シーズン

    タイガー・ウッズ

    $10,867,052

    公式賞金ランキング 1位

    公式賞金首位に加え、この年に始まったFedExCupの初代年間王者に。

  • 米女子 · LPGA

    2007シーズン

    ロレーナ・オチョア

    $4,364,994

    賞金ランキング 1位

    当時の年間獲得賞金記録を更新。年間最優秀選手とヴェア・トロフィーも獲得。

  • 日本男子 · JGTO

    2007シーズン

    谷口徹

    ¥171,744,498

    賞金ランキング 1位(海外メジャー含む)

    日本オープンを含む年間3勝で賞金王。国内のみの額は169,292,013円。

  • 日本女子 · JLPGA

    2007シーズン

    上田桃子

    ¥166,112,232

    賞金ランキング 1位

    年間5勝。21歳で当時の最年少賞金女王になった。

米男子は暦年の2007シーズン。この年にFedExCupが始まり、初代年間王者はタイガー・ウッズ。賞金カードは公式賞金額を示し、FedExCupボーナスは足していない。女子メジャーは4大会。オチョアの年間賞金と上田桃子の年齢は、当時の記録として読む。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

2007年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

初めてのメジャータイトルと、新しく始まった年間王者争い。

  1. 4月

    ジョンソン、オーガスタで初メジャー

    ザック・ジョンソンがマスターズを制した。四日間の合計は289打、通算1オーバー。アンダーパーの優勝者がいない大会で、初めてのメジャータイトルを手にした。

  2. 4月

    プレッセル、18歳で女子メジャー王者に

    モーガン・プレッセルがクラフト・ナビスコ選手権で優勝。18歳10カ月9日で、当時の女子メジャー最年少優勝を記録した。若い勝者の名前が、メジャーの歴史に刻まれた。

  3. 6月

    カブレラ、全米オープンで初優勝

    アンヘル・カブレラが全米オープンを285打、通算5オーバーで制した。厳しいスコアの争いから、アルゼンチンの選手が勝者に。初めてのメジャータイトルを獲得した。

  4. 7月

    ハリントン、カーヌスティの延長戦を制す

    パドレイグ・ハリントンが全英オープンで初優勝。最終18番のダブルボギーから立て直し、セルヒオ・ガルシアとの4ホールのプレーオフを制した。翌年の全英連覇へ続く、最初のクラレットジャグだった。

  5. 8–9月

    ウッズ、全米プロと初代FedExCup王者

    タイガー・ウッズが全米プロで優勝。9月には新しく始まったFedExCupの初代年間王者となった。シーズン終盤のプレーオフが、メジャーに加わる新たな見どころになった。

  6. 8月・年間

    オチョア、初メジャーと年間賞金の新記録

    ロレーナ・オチョアが全英女子オープンでメジャー初優勝。年間獲得賞金は436万4994ドルに達し、当時の最高額を記録した。年間最優秀選手とヴェア・トロフィーも手にした。

日本のゴルフ

15歳のアマチュア優勝と、男子の逆転劇、女子の新しい賞金女王。

  1. 4–5月

    全美貞が3週続けて優勝

    全美貞が屋島クイーンズからサロンパス、ヴァーナルと3週連続で優勝。ツアー制度施行後では初の記録となった。シーズン序盤の日本女子を強く印象づける連勝だった。

  2. 5月

    石川遼、15歳の高校生がツアー優勝

    石川遼がマンシングウェアオープンKSBカップで優勝。15歳のアマチュアが最終日66打で逆転し、合計276打で頂点に立った。プロ転向は翌年。このときは、まだ高校生だった。

  3. 9月

    諸見里しのぶ、日本女子オープンを制す

    諸見里しのぶが日本女子オープンで優勝し、国内公式戦のタイトルを獲得した。2009年にはワールドレディスと日本女子プロ選手権も制する。この年の勝利が、通算三冠への一歩になった。

  4. 10月

    谷口徹、日本オープンで6打差を逆転

    谷口徹が日本オープン最終日を66で回り、6打差を逆転して優勝した。自身二度目の日本オープン制覇で、この年の3勝目。大きな勝利を重ねて、年間賞金王になった。

  5. 11月

    上田桃子、アルバトロスから米ツアー初優勝

    上田桃子がミズノクラシック最終日の7番パー5でアルバトロス。残り228ヤードを3番ウッドで直接入れ、優勝につなげた。米ツアーのタイトルを初めて手にした一日だった。

  6. 11月

    上田桃子、21歳の最年少賞金女王

    上田桃子がエリエールレディスで年間5勝目を挙げ、初めての賞金女王を決めた。21歳は当時の最年少記録。春のツアー初優勝から、年間タイトルまで駆け上がった。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 2007

15歳が、国内男子ツアーを制す。

石川遼はマンシングウェアオープンKSBカップで、15歳のアマチュアとして優勝した。会場は岡山の東児が丘マリンヒルズGC。プロ転向は翌2008年で、この勝利の時点ではまだ高校生だった。

最後の日に、66打。

石川の四日間は72、69、69、66打で合計276打。最終日のスコアが優勝を引き寄せた。大会名とともに、日曜日の66打も覚えておきたい。若い選手を一躍知ることになった大会だった。

最後のダブルボギーから、立て直す。

全英のパドレイグ・ハリントンは最終18番で二度バリー・バーンに入れ、ダブルボギー。セルヒオ・ガルシアも18番をボギーとし、277打で延長へ入った。4ホールを争い、ハリントンが優勝した。