ゴルフ史

2005年

藍と瑠衣の世界一。ニクラウス、最後の全英。

女子ワールドカップは日本代表が優勝。ウッズとソレンスタムが世界の賞金首位に立ち、不動裕理は6年連続の女王へ。r5 DUAL TPを目印に、その一年をたどる。

この年を象徴するドライバー

2005年のテーラーメイドr5 DUAL TPドライバーのソール。

銀と黒のソールに二つのウェイト。450ccのr5 DUAL TPは、トゥとヒールの重さを変えて弾道を選べた一本。

この年、頂点に立った選手たち

SEASON LEADERS

世界の主要ツアーと日本の賞金ランキング。各ツアーのシーズン成績で振り返る。

  • 米男子 · PGA TOUR

    2005シーズン

    タイガー・ウッズ

    $10,628,024

    公式賞金ランキング 1位

    マスターズと全英を制し、公式賞金ランキングでも首位に。

  • 米女子 · LPGA

    2005シーズン

    アニカ・ソレンスタム

    $2,588,240

    賞金ランキング 1位

    20試合で10勝、メジャー2勝。賞金首位・年間最優秀選手・ヴェア・トロフィーを獲得。

  • 日本男子 · JGTO

    2005シーズン

    片山晋呉

    ¥134,075,280

    賞金ランキング 1位(海外メジャー含む)

    日本オープンを含む年間2勝で2年連続の賞金王。国内のみは120,483,266円。

  • 日本女子 · JLPGA

    2005シーズン

    不動裕理

    ¥122,460,908

    賞金ランキング 1位

    年間6勝で6年連続賞金女王。宮里藍との争いを制した。

米男子は暦年の2005シーズン。FedExCupが始まるのは2007年で、カードは公式賞金ランキングを示す。女子メジャーは4大会。ソレンスタムのメジャー2勝はクラフト・ナビスコ選手権と全米女子プロ。日本の男女は国内のみの賞金と海外加算を含むランキングを区別した。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

2005年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

オーガスタのチップイン、聖地の別れ、女子の10勝シーズン。

  1. 4月

    ウッズ、16番のチップインと4度目のマスターズ

    タイガー・ウッズがマスターズで四度目の優勝。最終日の16番ではグリーン奥からチップインバーディーを決めた。クリス・ディマルコとのプレーオフを制した勝利と、カップの縁で止まったように見えたボールが記憶に残る。

  2. 6月

    キャンベル、予選会から全米オープンの頂点へ

    マイケル・キャンベルがパインハーストの全米オープンを280打のイーブンパーで制した。英国での予選会を通って本戦へ進み、タイガー・ウッズを2打差で抑えた。ニュージーランドの選手がメジャー初優勝を挙げた。

  3. 6月

    バーディ・キム、最後のバンカーショットが決め手

    バーディ・キムが全米女子オープン最終18番でバンカーから直接カップイン。首位で並ぶ争いから抜け出した。チェリーヒルズでのメジャー初優勝は、名前のとおりのバーディーで決まった。

  4. 7月

    ニクラウスの別れ、ウッズの二巡目グランドスラム

    ジャック・ニクラウスがセントアンドリュースで最後の全英を終えた。一方、タイガー・ウッズは274打で優勝し、四大メジャーすべてで二度以上の勝利を達成。二つの世代の節目が、同じ聖地に重なった。

  5. 8月

    ミケルソン、全米プロで二つ目のメジャー

    フィル・ミケルソンがバルタスロールの全米プロを制した。276打、通算4アンダーでの勝利。前年のマスターズに続き、二種類目のメジャータイトルを手にした。

  6. 年間

    ソレンスタム、20試合で10勝

    アニカ・ソレンスタムがLPGAで20試合に出場し、半分の10試合を勝った。クラフト・ナビスコ選手権と全米女子プロも制覇。賞金首位、年間最優秀選手、ヴェア・トロフィーまでそろえた。

日本のゴルフ

女子W杯の優勝から、宮里藍の米ツアー挑戦へつながる一年。

  1. 2月

    宮里藍と北田瑠衣、初代女子ワールドカップ王者

    宮里藍と北田瑠衣が第1回女子ワールドカップで日本代表として優勝した。南アフリカで20か国40人が争い、日本は合計289打。韓国とフィリピンに2打差をつけた。

  2. 4月

    横峯さくら、ライフカードでツアー初優勝

    横峯さくらがライフカードレディスで初優勝を挙げた。熊本空港カントリークラブで始まった大会の、最初の勝者に。宮里藍と並んで注目された若い選手が、自分の勝利を手にした。

  3. 10月

    宮里藍、日本女子オープンを最年少で制す

    宮里藍が日本女子オープンで国内公式競技の初タイトルを獲得。2位に5打差をつけ、当時の大会最年少優勝を達成した。最終日には2万人を超える観客が詰めかけた。

  4. 10月

    片山晋呉、廣野で日本オープン初優勝

    片山晋呉が日本オープンを282打、通算2アンダーで制した。名門・廣野ゴルフ倶楽部で、日本一のタイトルを初めて獲得。年間2勝で、2年連続の賞金王にもなった。

  5. 年間

    不動裕理、宮里藍を抑えて6年連続の女王

    不動裕理が年間6勝で、2000年から6年連続の賞金女王になった。宮里藍も6勝を挙げたが、賞金ランキングは不動が首位。日本女子の頂点を守り続けたシーズンだった。

  6. 12月

    宮里藍、米ツアー最終予選会を12打差で突破

    宮里藍がLPGA最終予選会を、記録的な12打差で制した。日本での活躍を経て、翌2006年からは米ツアーを主戦場に。世界へ向かう次の一歩が決まった。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 2005

宮里藍と北田瑠衣が、組んで勝つ。

2月の女子ワールドカップには20か国40選手が出場。宮里藍と北田瑠衣の日本代表は、三日間を合計289打で終えた。韓国とフィリピンに2打差をつけ、南アフリカで優勝を手にした。

ニクラウスの最後は、バーディー。

全英の金曜日、ジャック・ニクラウスはルーク・ドナルド、トム・ワトソンと最後のラウンドを回った。スウィルカン橋で別れを告げ、18番をバーディーで終えた。聖地の最終ホールが、長い全英の歩みを締めくくった。

タイガーが、再び聖地を制す。

ウッズは66、67、71、70打、合計274打で優勝。四日間首位を守り、コリン・モンゴメリーに5打差をつけた。この勝利で四大メジャーをそれぞれ二度ずつ制し、二巡目の生涯グランドスラムを完成させた。