ゴルフ史

1971年

ジャンボの初優勝と、トレビノの夏

グランドモナークを時代のアイコンに、世界と日本の賞金・主要大会・ゴルフの歩みを振り返る。日本では24歳の尾崎将司が初優勝。英国ではリー・トレビノが第100回の全英オープンを制した。

この時代のドライバー

1968年登場、MIZUNO グランドモナークのドライバー実物写真。1971年の時代を振り返るアイコン。

1968年登場のグランドモナーク。後年まで続くシリーズの初期モデルを、木目とフェースの見える実物写真で振り返る。この年の新発売ではなく、登場年を明記した継続モデルとして掲載する。

賞金王と、この年の競技の歩み

SEASON LEADERS

世界と日本の賞金首位。ツアー制度の成立前、戦時の未集計、参考記録は区別して読む。

  • 米男子 · PGAの記録

    1971年

    ジャック・ニクラウス

    $244,490.50

    年間獲得賞金 首位(total money)

    公式記録集に掲載された年間の賞金首位。現在のボーナスや後年のシーズン区分とは合算しない。

  • 米女子 · LPGA

    1971年

    キャシー・ウィットワース

    $41,181

    年間賞金ランキング 1位

    米女子ツアーの年間賞金首位。大会優勝やアマチュアのメジャー優勝とは分けて振り返る。

  • 日本男子 · ツアー制以前

    1971年の参考記録

    尾崎将司

    ¥18,125,000

    参考:獲得賞金首位

    当時の取材記録による年間5勝。1973年以降の公式ランキングとは区別する。海外競技を含む当時の参考集計。

  • 日本女子 · 国内ツアー

    1971年

    樋口久子

    ¥2,290,000

    年間賞金ランキング 1位

    年間4勝。創成期の女子ツアーで、樋口久子が賞金女王となった。

男子メジャーは4大会の開催・休止を表示。全米プロは1957年までマッチプレー、1958年からストロークプレー。女子は当時の主要選手権を並べ、後年の4大会・5大会制を遡らせない。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

1971年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

開催されたメジャーと、その休止。女子の舞台や年間の成績にも目を向ける。

  1. 年間

    チャールズ・クーディーのマスターズ

    チャールズ・クーディーがマスターズを合計279打で制した。

  2. 年間

    リー・トレビノの全米オープン

    リー・トレビノが全米オープンを合計280打で制した。本戦の同スコアから延長戦で勝負を決めた。

  3. 年間

    リー・トレビノの全英オープン

    リー・トレビノが全英オープンを合計278打で制した。

  4. 年間

    ジャック・ニクラウスの全米プロ

    ジャック・ニクラウスが全米プロを合計281打で制した。

  5. 年間
  6. 年間

    シーズンを通じた賞金の頂点

    ジャック・ニクラウスが米男子の年間首位、キャシー・ウィットワースが米女子の賞金首位。メジャー一大会の勝者と、シーズン全体で積み上げた成績を並べて振り返る。

日本のゴルフ

全国選手権、アマチュア、女子の競技。賞金制度が整う前の時代から日本の歩みをたどる。

  1. 年間

    藤井義将の日本オープン

    藤井義将が日本オープンに優勝。合計282打で全国タイトルを獲得した。

  2. 年間

    尾崎将司、日本プロを制す

    尾崎将司がフェニックスで行われた日本プロ選手権に優勝。4日制で予定されたが、雨で1日中止となり3日間競技。尾崎将司が初優勝を飾った。

  3. 年間

    日本アマチュアは入江勉

    入江勉が相模原GC東コースの日本アマチュアを制した。合計297打で優勝。

  4. 年間

    日本女子アマチュアの勝者

    橘道子が名神八日市CCで優勝。記録されたスコアは247(+31)。

  5. 年間

    公式ツアー以前の賞金争い

    尾崎将司が、当時の獲得賞金首位として参考記録に残る。当時の取材記録による年間5勝。1973年以降の公式ランキングとは区別する。海外競技を含む当時の参考集計。

  6. 年間

    樋口久子、創成期の賞金女王

    樋口久子が2,290,000円で国内女子賞金首位。年間4勝で、発足して間もない女子ツアーをけん引した。

  7. 年間

    日本女子プロも樋口久子

    樋口久子が日本女子プロ選手権に優勝。合計228打でタイトルを獲得した。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 1971

24歳のジャンボ、日本プロで初優勝

プロ野球からゴルフへ転向した尾崎将司が、日本プロゴルフ選手権で初優勝を飾った。ジャンボはこのとき24歳だった。

舞台は宮崎のフェニックスカントリークラブ。合計282打を記録し、杉本英世を1打差で振り切った。この一勝が、ジャンボの長い優勝の歴史の出発点になった。

第100回の全英を制したトレビノ

英国のロイヤルバークデールでは、全英オープンが第100回の節目を迎えた。リー・トレビノが合計278打で初優勝。台湾の呂良煥(ミスター・ルー)が、わずか1打差の2位に入った。

最終18番は二人そろってバーディ。トレビノは1打のリードを守り、全米オープン、カナディアンオープンに続く勝利をつかんだ。4週間で三つのオープンを制した夏だった。

同じ時代の道具:ANSERパター

この時代の道具にも目を向けると、1966年に生まれたPINGのANSERパターがある。レコードに描かれた形と、名前から「w」が消えた理由。その誕生の物語は1966年のページで読める。