ゴルフ史

1970年

最後の短いパットから、もう18ホール。

グランドモナークを時代のアイコンに、世界と日本の賞金・主要大会・ゴルフの歩みを振り返る。セントアンドリュースの18番で、ダグ・サンダースの短いパットが外れた。ニクラウスと283打で並び、全英初の18ホール延長戦へ。翌日も最後の一打まで、勝負は続いた。

この時代のドライバー

1968年登場、MIZUNO グランドモナークのドライバー実物写真。1970年の時代を振り返るアイコン。

1968年登場のグランドモナーク。後年まで続くシリーズの初期モデルを、木目とフェースの見える実物写真で振り返る。この年の新発売ではなく、登場年を明記した継続モデルとして掲載する。

賞金王と、この年の競技の歩み

SEASON LEADERS

世界と日本の賞金首位。ツアー制度の成立前、戦時の未集計、参考記録は区別して読む。

  • 米男子 · PGAの記録

    1970年

    リー・トレビノ

    $157,037.63

    年間獲得賞金 首位(total money)

    公式記録集に掲載された年間の賞金首位。現在のボーナスや後年のシーズン区分とは合算しない。

  • 米女子 · LPGA

    1970年

    キャシー・ウィットワース

    $30,235

    年間賞金ランキング 1位

    米女子ツアーの年間賞金首位。大会優勝やアマチュアのメジャー優勝とは分けて振り返る。

  • 日本男子 · ツアー制以前

    1970年の参考記録

    河野高明

    ¥10,000,000

    参考:獲得賞金首位

    当時の取材記録による年間3勝。1973年以降の公式ランキングとは区別する。海外競技を含む当時の参考集計。

  • 日本女子 · 国内ツアー

    1970年

    樋口久子

    ¥1,215,000

    年間賞金ランキング 1位

    年間3勝。創成期の女子ツアーで、樋口久子が賞金女王となった。

男子メジャーは4大会の開催・休止を表示。全米プロは1957年までマッチプレー、1958年からストロークプレー。女子は当時の主要選手権を並べ、後年の4大会・5大会制を遡らせない。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

1970年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

開催されたメジャーと、その休止。女子の舞台や年間の成績にも目を向ける。

  1. 年間

    ビリー・キャスパーのマスターズ

    ビリー・キャスパーがマスターズを合計279打で制した。本戦の同スコアから延長戦で勝負を決めた。

  2. 年間

    トニー・ジャクリンの全米オープン

    トニー・ジャクリンが全米オープンを合計281打で制した。

  3. 年間

    ジャック・ニクラウスの全英オープン

    ジャック・ニクラウスが全英オープンを合計283打で制した。本戦の同スコアから延長戦で勝負を決めた。

  4. 年間

    デーブ・ストックトンの全米プロ

    デーブ・ストックトンが全米プロを合計279打で制した。

  5. 年間
  6. 年間

    シーズンを通じた賞金の頂点

    リー・トレビノが米男子の年間首位、キャシー・ウィットワースが米女子の賞金首位。メジャー一大会の勝者と、シーズン全体で積み上げた成績を並べて振り返る。

日本のゴルフ

全国選手権、アマチュア、女子の競技。賞金制度が整う前の時代から日本の歩みをたどる。

  1. 年間

    橘田光弘の日本オープン

    橘田光弘が日本オープンに優勝。合計282打で全国タイトルを獲得した。

  2. 年間

    佐藤精一、日本プロを制す

    佐藤精一が水海道で行われた日本プロ選手権に優勝。国内の賞金争いとは別に、全国のプロが競う選手権の勝者として名前が残る。

  3. 年間

    日本アマチュアは山田健一

    山田健一が廣野GCの日本アマチュアを制した。合計289打で優勝。

  4. 年間

    日本女子アマチュアの勝者

    外山雅代が小金井CCで優勝。記録されたスコアは243(+24)。

  5. 年間

    公式ツアー以前の賞金争い

    河野高明が、当時の獲得賞金首位として参考記録に残る。当時の取材記録による年間3勝。1973年以降の公式ランキングとは区別する。海外競技を含む当時の参考集計。

  6. 年間

    樋口久子、創成期の賞金女王

    樋口久子が1,215,000円で国内女子賞金首位。年間3勝で、発足して間もない女子ツアーをけん引した。

  7. 年間

    日本女子プロも樋口久子

    樋口久子が日本女子プロ選手権に優勝。合計227打でタイトルを獲得した。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 1970

入れれば優勝、という距離だった。

ダグ・サンダースは最終18番でパーを取れば勝てた。最初のパットが約3フィート手前で止まり、次の短いパットが右へ外れる。ニクラウスと合計283打で並び、翌日に勝負が持ち越された。

36ホールから、18ホールの延長へ。

この大会が、全英初の18ホールのプレーオフだった。ニクラウスは13ホールを終えて4打リードしたが、サンダースの反撃で最終ホールには1打差。最終ホールまで、勝負はもつれた。

パターを投げ上げた、ニクラウス。

延長の18番で、ニクラウスはチップのあと約8フィートのバーディパットを決めた。72対73で二度目の全英優勝。パターを空へ投げ上げ、セントアンドリュースでの勝利を喜んだ。