1975年
初めての全英で、ワトソンがジャグを手にした。
1975年。オールスターを道具の入口に、村上隆と樋口久子が頂点に立った国内ツアー、世界の男女メジャーと賞金争いを振り返る。25歳のトム・ワトソンが、全英初出場で優勝した。最終18番のバーディから、翌日の18ホール延長へ。カーヌスティで始まった、全英五勝への第一歩。
この年、頂点に立った選手たち
SEASON LEADERS世界の主要ツアーと日本の賞金ランキング。各ツアーのシーズン成績で振り返る。
米男子 · PGA TOUR
1975シーズン
$298,149.17
年間賞金ランキング 1位
米男子の年間賞金首位。公式賞金の額で、ボーナスとは合算しない。
米女子 · LPGA
1975シーズン
$76,374
年間賞金ランキング 1位
米女子の年間賞金首位。年間最優秀選手・平均ストローク賞とは別に読む。
日本男子 · 国内ツアー
1975シーズン
¥38,705,551
年間賞金ランキング 1位
国内男子ツアーの年間賞金首位。
日本女子 · JLPGA
1975シーズン
¥8,428,233
年間賞金ランキング 1位
年間1勝。8年連続の賞金女王。
女子メジャーは当時2大会。ディナショアはまだメジャー昇格前。米男子は暦年のシーズンで、FedExCup開始は2007年。国内男子は当時の賞金加算対象を集計し、現行のツアー区分を過去へそのまま当てはめない。女子の大会欄は開催年の結果をまとめて掲載する。
メジャーの勝者を、一望する
MAJOR CHAMPIONS男子メジャー
- 4月
- 6月
- 7月
- 8月
女子メジャー
- 年間
- 年間
1975年に起きたこと
WORLD & JAPAN世界のゴルフ
春のオーガスタから夏のリンクス、女子の主要タイトルと年間賞まで。
- 4月
ジャック・ニクラウス、オーガスタの頂点へ
ジャック・ニクラウスが276打。ジョニー・ミラーとトム・ワイスコフが277打で追った接戦を制し、同年の全米プロ優勝へつなげた。
- 6月
- 7月
- 8月
ジャック・ニクラウス、全米プロを制す
ファイアストンの全米プロは、ジャック・ニクラウスが合計276打で優勝。2位に2打差をつけた。この年はマスターズも勝ち、二つのメジャーを手にした。
- 年間
女子メジャーの勝者たち
当時の女子メジャーは、すべて異なる選手が制した。全米女子オープンはサンドラ・パーマー、全米女子プロはキャシー・ウィットワースが優勝。この年は二つの大会がメジャーで、ディナショアやカナダの大会に現在の区分をさかのぼって当てはめない。
- 年間
日本のゴルフ
賞金争いと男女の主要選手権。海外の結果と並べて、この年の日本を振り返る。
この年を、もう少し深く
STORIES OF 1975初出場の舞台は、カーヌスティ。
ワトソンにとって、この大会が初めての全英だった。25歳の米国選手は、リンクスの難コースで優勝争いに加わる。のちに五度の全英優勝を重ねるが、その始まりはこの初挑戦にある。
最後のバーディで、勝負をつなぐ。
最終ラウンドで3ホール続けて3パットをしたワトソン。それでも18番で約15フィートのバーディパットを決め、ジャック・ニュートンに追いつく。両者は合計279打で並んだ。
全英最後の、18ホール延長。
翌日のプレーオフはワトソン71打、ニュートン72打。ワトソンが初めてジャグを手にした。これは全英で最後の18ホール延長となり、次に延長が行われる1989年には4ホール方式になる。
