ゴルフ史

1991年

初代ビッグバーサ・ドライバー、登場。

1991年。初代ビッグバーサを道具の入口に、尾崎直道と涂阿玉が頂点に立った国内ツアー、世界の男女メジャーと賞金争いを振り返る。キャロウェイが初代ビッグバーサ・ドライバーを発売。長く受け継がれる製品名の、最初の年に戻る。

この年を象徴するドライバー

初代ビッグバーサのステンレス製ヘッド。ソールにBIG BERTHAの刻印。

1991年に登場した初代ビッグバーサ。190ccのステンレスヘッドと短いホーゼルが、大型メタルウッドへの流れを作った。

この年、頂点に立った選手たち

SEASON LEADERS

世界の主要ツアーと日本の賞金ランキング。各ツアーのシーズン成績で振り返る。

  • 米男子 · PGA TOUR

    1991シーズン

    コーリー・ペイビン

    $979,430

    年間賞金ランキング 1位

    米男子の年間賞金首位。公式賞金の額で、ボーナスとは合算しない。

  • 米女子 · LPGA

    1991シーズン

    パット・ブラッドリー

    $763,118

    年間賞金ランキング 1位

    米女子の年間賞金首位。年間最優秀選手・平均ストローク賞とは別に読む。

  • 日本男子 · 国内ツアー

    1991シーズン

    尾崎直道

    ¥119,507,974

    年間賞金ランキング 1位

    国内男子ツアーの年間賞金首位。国内優勝は4勝。

  • 日本女子 · JLPGA

    1991シーズン

    涂阿玉

    ¥70,403,481

    年間賞金ランキング 1位

    年間2勝。この年の国内女子賞金ランキングを制した。

女子メジャーは当時4大会。カナダの大会は2000年までメジャー、2001年から全英女子に交代した。米男子は暦年のシーズンで、FedExCup開始は2007年。女子の大会欄は開催年の結果をまとめて掲載する。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

1991年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

春のオーガスタから夏のリンクス、女子の主要タイトルと年間賞まで。

  1. 4月

    Ian WOOSNAM、オーガスタの頂点へ

    イアン・ウーズナムが277打でマスターズ優勝。ホセ・マリア・オラサバルに1打差だった。この年の全英も別のイアン、ベーカー・フィンチが制している。

  2. 6月

    ペイン・スチュワートの全米オープン

    ペイン・スチュワートがスコット・シンプソンとのプレーオフを制して優勝。ヘーゼルティンで全米オープンのタイトルを獲得した。

  3. 7月

    イアン・ベーカー・フィンチ、全英で刻んだ272打

    イアン・ベーカー・フィンチが全英オープンを272打で制した。リンクスでの四ラウンドをまとめ、クラレットジャグを手にした。大会を決めた場面は、下のストーリーでも辿れる。

  4. 8月

    ジョン・デーリー、全米プロを制す

    クルックドスティックの全米プロは、ジョン・デーリーが合計276打で優勝。2位に3打差をつけた。

  5. 年間

    女子メジャーの勝者たち

    メグ・マローンがメジャー2勝。全米女子オープンはメグ・マローン、全米女子プロはメグ・マローンが優勝。年間の優勝者一覧から、女子のもう一つの勢力図も見えてくる。

  6. 年間

    米女子、賞金と年間賞の顔ぶれ

    パット・ブラッドリーが賞金首位、年間最優秀選手、平均ストロークのヴェア・トロフィーをそろえた。一大会の優勝だけでなく、年間を通じた強さでもツアーの中心に立った。

日本のゴルフ

賞金争いと男女の主要選手権。海外の結果と並べて、この年の日本を振り返る。

  1. 年間

    尾崎直道が国内男子の賞金首位に

    尾崎直道が119,507,974円で賞金ランキング首位。前年とは違う選手が年間の頂点に立った。大会ごとの勝者に加え、一年を通じた賞金争いでもこの名前を覚えておきたい。

  2. 年間

    涂阿玉、年間2勝で賞金女王

    涂阿玉が70,403,481円で国内女子の賞金ランキングを制した。年間2勝。

  3. 大会

    中嶋常幸の日本オープン

    中嶋常幸が下関ゴルフ倶楽部 (山口県)で行われた日本オープンに優勝。合計290打でタイトルを獲得した。前年からの連覇となった。

  4. 大会

    尾崎将司の日本プロゴルフ選手権

    尾崎将司がプレステージカントリークラブ (栃木県)で行われた日本プロゴルフ選手権に優勝。合計273打でタイトルを獲得した。最終ラウンドは61で回った。

  5. 6月

    涂阿玉、日本女子オープンの頂点へ

    札幌(輪厚)で行われた日本女子オープンは、涂阿玉が合計292打で優勝。賞金女王のタイトルとともに、日本一を決める大会でも強さを示した。

  6. 9月

    大迫たつ子、日本女子プロを制す

    大迫たつ子が旭国際東條カントリークラブ(兵庫)で行われた日本女子プロ選手権に優勝。合計213打、3アンダーで荒天で3日間に短縮された大会で、2位に4打差をつけた。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 1991

初代ビッグバーサ、登場。

ティーショットで遠くへ飛ばすクラブ、ドライバー。キャロウェイの公式年表は、1991年をビッグバーサ・ドライバーの発売年として記している。

初代は、体積190ccのステンレス製ヘッド。メーカーは、ヘッドの周辺に重さを配分して打ちやすさを狙った設計と説明する。いま手に取ると小さく見えるこのヘッドが、当時は大型ドライバーの時代を開く存在だった。

小さな会社から、その名前へ。

前身のHickory Stick USAが創業したのは1982年。1983年にイーリー・キャロウェイが出資し、1988年に社名はCallaway Golf Companyになった。その後の1991年に、ビッグバーサが登場する。

この翌1992年、同社はニューヨーク証券取引所へ上場。製品の名前をひとつ辿るだけでも、会社が変わっていく時間が重なって見える。