ゴルフ史

2019年

AIのフェース。タイガーの復活。渋野の最後のパット。

エピック フラッシュのAI設計。マスターズに帰ってきたタイガー、全英女子の渋野日向子、国内7勝の鈴木愛。新ルールと日本初のPGA TOUR開催も、この年の記憶に重なる。

この年を象徴するドライバー

2019年のEPIC FLASHドライバーを紹介するキャロウェイ公式カタログ。

AIが設計したFLASHフェース。緑と黄色のEPIC FLASHが、ドライバーの開発方法にも目を向けさせた。

この年、頂点に立った選手たち

SEASON LEADERS

世界の主要ツアーと日本の賞金ランキング。各ツアーのシーズン成績で振り返る。

  • 米男子 · PGA TOUR

    2018–19シーズン

    ブルックス・ケプカ

    $9,684,006

    公式賞金ランキング 1位

    全米プロを連覇。2018–19シーズンの公式賞金首位となった。

  • 米女子 · LPGA

    2019シーズン

    コ・ジンヨン

    $2,773,894

    賞金ランキング 1位

    ANAインスピレーションとエビアンを含む年間4勝。最優秀選手賞とベア・トロフィーも獲得。

  • 日本男子 · JGTO

    2019シーズン

    今平周吾

    ¥168,049,312

    賞金ランキング 1位(海外メジャー含む)

    日本男子の賞金王を2年連続で獲得。年間2勝を挙げた。

  • 日本女子 · JLPGA

    2019シーズン

    鈴木愛

    ¥160,189,665

    賞金ランキング 1位

    年間7勝。2年ぶり2度目の賞金女王となった。

米男子は公式賞金首位がブルックス・ケプカ、FedExCup王者がロリー・マキロイ。2019年からツアー選手権とFedExCupの決着方式が変わり、同大会の賞金はボーナスとして扱われる。日本女子の賞金首位は鈴木愛、メルセデス・ランキング首位は渋野日向子だった。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

2019年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

復活のグリーンジャケットと、新しいルールの始まり。

  1. 1月

    ゴルフ規則が大きく変わる

    新しいゴルフ規則が施行された。膝の高さからのドロップや、旗竿を立てたままグリーン上でパットする扱いなど、普段のラウンドにも変化が生まれた。

  2. 4月

    タイガー、14年ぶりのマスターズ優勝

    タイガー・ウッズが5度目のグリーンジャケットを獲得。2005年以来のマスターズ優勝で、メジャー通算15勝に到達した。

  3. 5月

    ケプカが全米プロを連覇

    ブルックス・ケプカが全米プロを2年連続で制した。前年に全米オープンも連覇していた選手が、もう一つのメジャーでもタイトルを守った。

  4. 6月

    ウッドランド、ペブルビーチで初メジャー

    ゲーリー・ウッドランドが全米オープン初優勝。ケプカの大会3連覇を阻み、自身初のメジャータイトルを手にした。

  5. 7月

    68年ぶりのポートラッシュでローリーが勝つ

    シェーン・ローリーが全英オープンを制した。ロイヤルポートラッシュへ68年ぶりに戻った大会で、アイルランドの選手がクラレットジャグを掲げた。

  6. 8月

    新方式のFedExCupをマキロイが制す

    ロリー・マキロイがツアー選手権で優勝し、2度目のFedExCupを獲得。ポイント順位に応じてスコア差をつけて始める、新方式の最初の年間王者になった。

日本のゴルフ

全英女子の笑顔、国内7勝、そして日本初開催のPGA TOUR。

  1. 8月

    渋野日向子、海外初戦で全英女子優勝

    渋野日向子がウォバーンの最終18番でバーディーを決め、AIG全英女子オープンを制した。日本女子にとって42年ぶりの海外メジャー優勝となった。

  2. 9–10月

    畑岡奈紗が国内公式戦を二つ制す

    畑岡奈紗が日本女子プロ選手権と日本女子オープンで優勝。春の米ツアー、キア・クラシックに続き、日本の大きな大会でも強さを示した。

  3. 10月

    古江彩佳がアマチュアでツアー優勝

    古江彩佳が富士通レディースでアマチュア優勝。日本女子ツアー史上7人目の快挙を果たし、その後プロへ転向した。

  4. 10月

    ZOZO初開催で、タイガーが82勝目

    千葉で日本初のPGA TOUR大会となるZOZO CHAMPIONSHIPが開催された。タイガー・ウッズが松山英樹を抑え、サム・スニードに並ぶ米ツアー通算82勝目を挙げた。

  5. 年間

    鈴木愛の7勝と、渋野の年間最優秀選手賞

    鈴木愛が年間7勝で賞金女王に返り咲いた。国内4勝と全英女子制覇を挙げた渋野日向子はメルセデス・ランキング首位。二人が違う年間タイトルを手にした。

  6. 年間

    今平周吾が2年連続の賞金王

    今平周吾が年間2勝で賞金王を防衛。国内男子で安定した成績を重ね、1億6800万円余りを獲得した。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 2019

AIが設計に入った、エピック フラッシュ。

キャロウェイは2019年1月、EPIC FLASH(エピック フラッシュ)を発表した。同社のリリースは、人工知能を用いて開発したFLASHフェースを特徴として紹介する。外から見える輪郭だけでなく、フェースの設計方法も道具の話題になった。

タイガーが、五度目のグリーンジャケット。

ウッズはマスターズで14年ぶり、五度目の優勝を挙げた。メジャーでは15勝目。2005年の勝利から長い時間を経て、日曜日のオーガスタで再びグリーンジャケットを手にした。

渋野、海外初戦でメジャーを制す。

渋野日向子は日本の外で初めて出た大会、全英女子オープンで優勝した。ウォバーンの最終18番でバーディーパットを沈め、合計270打。最後の一打とともに、その笑顔もゴルフの記憶に加わった。