ゴルフ史

1964年

初めてのリンクスで勝つ、シャンペン・トニー。

シルバーフラッシュを時代のアイコンに、世界と日本の賞金・主要大会・ゴルフの歩みを振り返る。全英開幕の36時間前に到着したトニー・レマ。英国のリンクスを初めて回り、ニクラウスに5打差で優勝した。

この時代のドライバー

1964年登場、MIZUNO シルバーフラッシュのドライバー実物写真。1964年の時代を振り返るアイコン。

1964年登場のシルバーフラッシュ。白いフェースのインサートと丸みのある木製ヘッドが、この時代のドライバーを伝える。

賞金王と、この年の競技の歩み

SEASON LEADERS

世界と日本の賞金首位。ツアー制度の成立前、戦時の未集計、参考記録は区別して読む。

  • 米男子 · PGAの記録

    1964年

    ジャック・ニクラウス

    $113,284.50

    年間賞金首位(歴代記録)

    公式記録集に掲載された年間の賞金首位。現在のボーナスや後年のシーズン区分とは合算しない。

  • 米女子 · LPGA

    1964年

    ミッキー・ライト

    $29,800

    年間賞金ランキング 1位

    米女子ツアーの年間賞金首位。大会優勝やアマチュアのメジャー優勝とは分けて振り返る。

  • 日本男子 · ツアー制以前

    1964年の参考記録

    陳清波

    参考:獲得賞金首位

    当時の取材記録による年間3勝。1973年以降の公式ランキングとは区別する。1963〜66年の獲得額は資料では不明。

  • 日本女子 · 国内ツアー

    1964年

    ツアー賞金記録の成立前

    歴代賞金女王表は1968年から

    日本プロゴルフ協会の女子部が1967年に発足。1968年からの歴代賞金女王表を、この年へ遡らせない。

男子メジャーは4大会の開催・休止を表示。全米プロは1957年までマッチプレー、1958年からストロークプレー。女子は当時の主要選手権を並べ、後年の4大会・5大会制を遡らせない。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

1964年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

開催されたメジャーと、その休止。女子の舞台や年間の成績にも目を向ける。

  1. 年間

    アーノルド・パーマーのマスターズ

    アーノルド・パーマーがマスターズを合計276打で制した。

  2. 年間

    ケン・ベンチュリの全米オープン

    ケン・ベンチュリが全米オープンを合計278打で制した。

  3. 年間

    トニー・レマの全英オープン

    トニー・レマが全英オープンを合計279打で制した。

  4. 年間

    ボビー・ニコルスの全米プロ

    ボビー・ニコルスが全米プロを合計271打で制した。

  5. 年間
  6. 年間

    シーズンを通じた賞金の頂点

    ジャック・ニクラウスが米男子の年間首位、ミッキー・ライトが米女子の賞金首位。メジャー一大会の勝者と、シーズン全体で積み上げた成績を並べて振り返る。

日本のゴルフ

全国選手権、アマチュア、女子の競技。賞金制度が整う前の時代から日本の歩みをたどる。

  1. 年間

    杉本英世の日本オープン

    杉本英世が日本オープンに優勝。合計288打で全国タイトルを獲得した。

  2. 年間

    橘田規、日本プロを制す

    橘田規が枚方で行われた日本プロ選手権に優勝。国内の賞金争いとは別に、全国のプロが競う選手権の勝者として名前が残る。

  3. 年間

    日本アマチュアは中部銀次郎

    中部銀次郎が愛知CCの日本アマチュアを制した。決勝は4 and 3。当時のマッチプレーでの勝利だった。

  4. 年間

    日本女子アマチュアの勝者

    泉谷珠子が霞ヶ関CC西Cで優勝。記録されたスコアは254(+38)。

  5. 年間

    公式ツアー以前の賞金争い

    陳清波が、当時の獲得賞金首位として参考記録に残る。当時の取材記録による年間3勝。1973年以降の公式ランキングとは区別する。1963〜66年の獲得額は資料では不明。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 1964

練習は9ホール、残りは歩いて覚える。

シャンペン・トニーの愛称で親しまれたレマは、全英の36時間前に到着した。プレーできた練習ラウンドは9ホール。残りは歩いて確認したという。英国のリンクスを経験するのも初めてだった。

パーマーが、キャディーを紹介する。

出場しなかったパーマーが紹介したのは、過去四度の全英で一緒に回ったティップ・アンダーソン。大会公式の回顧によると、レマは彼の示すクラブと狙い所に忠実に従った。

最後は、転がして寄せる。

第2、第3ラウンドを続けて68打で回り、最後は70打。18番ではグリーン手前のくぼみを越えるチップ&ランで寄せ、バーディで締めた。279打でニクラウスを5打離し、初出場の全英を勝った。