ゴルフ史

1965年

トムソンが五つ目。プレーヤーは生涯四冠へ。

シルバーフラッシュを時代のアイコンに、世界と日本の賞金・主要大会・ゴルフの歩みを振り返る。トムソンが、初優勝のバークデールで五つ目の全英タイトル。プレーヤーは全米を制し、生涯グランドスラムを達成した。

この時代のドライバー

1964年登場、MIZUNO シルバーフラッシュのドライバー実物写真。1965年の時代を振り返るアイコン。

1964年登場のシルバーフラッシュ。白いフェースのインサートと丸みのある木製ヘッドが、この時代のドライバーを伝える。この年の新発売ではなく、登場年を明記した継続モデルとして掲載する。

賞金王と、この年の競技の歩み

SEASON LEADERS

世界と日本の賞金首位。ツアー制度の成立前、戦時の未集計、参考記録は区別して読む。

  • 米男子 · PGAの記録

    1965年

    ジャック・ニクラウス

    $140,752.14

    年間賞金首位(歴代記録)

    公式記録集に掲載された年間の賞金首位。現在のボーナスや後年のシーズン区分とは合算しない。

  • 米女子 · LPGA

    1965年

    キャシー・ウィットワース

    $28,658

    年間賞金ランキング 1位

    米女子ツアーの年間賞金首位。大会優勝やアマチュアのメジャー優勝とは分けて振り返る。

  • 日本男子 · ツアー制以前

    1965年の参考記録

    杉原輝雄

    参考:獲得賞金首位

    当時の取材記録による年間3勝。1973年以降の公式ランキングとは区別する。1963〜66年の獲得額は資料では不明。

  • 日本女子 · 国内ツアー

    1965年

    ツアー賞金記録の成立前

    歴代賞金女王表は1968年から

    日本プロゴルフ協会の女子部が1967年に発足。1968年からの歴代賞金女王表を、この年へ遡らせない。

男子メジャーは4大会の開催・休止を表示。全米プロは1957年までマッチプレー、1958年からストロークプレー。女子は当時の主要選手権を並べ、後年の4大会・5大会制を遡らせない。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

1965年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

開催されたメジャーと、その休止。女子の舞台や年間の成績にも目を向ける。

  1. 年間

    ジャック・ニクラウスのマスターズ

    ジャック・ニクラウスがマスターズを合計271打で制した。

  2. 年間

    ゲーリー・プレーヤーの全米オープン

    ゲーリー・プレーヤーが全米オープンを合計282打で制した。本戦の同スコアから延長戦で勝負を決めた。

  3. 年間

    ピーター・トムソンの全英オープン

    ピーター・トムソンが全英オープンを合計285打で制した。

  4. 年間

    デーブ・マーの全米プロ

    デーブ・マーが全米プロを合計280打で制した。

  5. 年間
  6. 年間

    シーズンを通じた賞金の頂点

    ジャック・ニクラウスが米男子の年間首位、キャシー・ウィットワースが米女子の賞金首位。メジャー一大会の勝者と、シーズン全体で積み上げた成績を並べて振り返る。

日本のゴルフ

全国選手権、アマチュア、女子の競技。賞金制度が整う前の時代から日本の歩みをたどる。

  1. 年間

    橘田規の日本オープン

    橘田規が日本オープンに優勝。合計284打で全国タイトルを獲得した。

  2. 年間

    河野光隆、日本プロを制す

    河野光隆が川越で行われた日本プロ選手権に優勝。国内の賞金争いとは別に、全国のプロが競う選手権の勝者として名前が残る。

  3. 年間

    日本アマチュアは森河伸治

    森河伸治が霞ヶ関CC東コースの日本アマチュアを制した。決勝は2 and 1。当時のマッチプレーでの勝利だった。

  4. 年間

    日本女子アマチュアの勝者

    泉谷珠子が茨木CC西Cで優勝。記録されたスコアは250(+22)。

  5. 年間

    公式ツアー以前の賞金争い

    杉原輝雄が、当時の獲得賞金首位として参考記録に残る。当時の取材記録による年間3勝。1973年以降の公式ランキングとは区別する。1963〜66年の獲得額は資料では不明。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 1965

初優勝のコースへ、11年後に戻る。

パーマーやニクラウスが活躍する時代にも、トムソンは勝ち続けた。1954年に初めて全英を勝ったバークデールで、トムソンが五つ目のジャグを手にした。74打で始まった大会を、68、72、71と立て直す。最後は285打、2打差の優勝だった。

レマとの勝負は、最後の二ホールまで。

前年の王者レマが1打差まで迫ったが、トムソンは17、18番を続けてバーディ。レマは最後のバンカーにつかまり、5位に下がった。経験豊かな王者が、終盤で勝負を決めた。

プレーヤーが、残っていた全米を勝つ。

ベレリーブの全米で、ゲーリー・プレーヤーとケル・ネーグルは282打で並んだ。延長18ホールは71対74でプレーヤーが優勝。これでマスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロを生涯で制する、生涯グランドスラムを達成した。