ゴルフ史

2002年

2-BALLとRESCUE MID。エルスは四人の延長へ。

2002年。2代目ゼクシオを道具の入口に、谷口徹と不動裕理が頂点に立った国内ツアー、世界の男女メジャーと賞金争いを振り返る。白い二つの円を持つパターと、長い番手を選ぶ新しい選択肢。ミュアフィールドの全英は、四人が争うプレーオフになった。

この年を象徴するドライバー

2002年登場のDUNLOP 2代目ゼクシオ。ドライバーとアイアンの公式製品写真。

350ccへ大きくなった2代目ゼクシオ。ツインAXソールと45インチの長さで、初代の名前を次のモデルへつないだ。写真は同世代のドライバーとアイアン。

この年、頂点に立った選手たち

SEASON LEADERS

世界の主要ツアーと日本の賞金ランキング。各ツアーのシーズン成績で振り返る。

  • 米男子 · PGA TOUR

    2002シーズン

    タイガー・ウッズ

    $6,912,625

    年間賞金ランキング 1位

    米男子の年間賞金首位。公式賞金の額で、ボーナスとは合算しない。

  • 米女子 · LPGA

    2002シーズン

    アニカ・ソレンスタム

    $2,863,904

    年間賞金ランキング 1位

    米女子の年間賞金首位。年間最優秀選手・平均ストローク賞とは別に読む。

  • 日本男子 · 国内ツアー

    2002シーズン

    谷口徹

    ¥145,440,341

    年間賞金ランキング 1位

    国内男子ツアーの年間賞金首位。国内のみは140,182,600円。海外加算との違いも確認できる。国内優勝は4勝。

  • 日本女子 · JLPGA

    2002シーズン

    不動裕理

    ¥95,690,917

    年間賞金ランキング 1位

    年間4勝。3年連続の賞金女王。

女子メジャーは当時4大会。カナダの大会は2000年までメジャー、2001年から全英女子に交代した。米男子は暦年のシーズンで、FedExCup開始は2007年。女子の大会欄は開催年の結果をまとめて掲載する。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

2002年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

春のオーガスタから夏のリンクス、女子の主要タイトルと年間賞まで。

  1. 4月

    タイガー・ウッズ、オーガスタの頂点へ

    タイガー・ウッズが276打でマスターズ連覇。レティーフ・グーセンに3打差をつけた。続く全米も制し、年間グランドスラムへの期待が高まった。

  2. 6月

    タイガー・ウッズの全米オープン

    タイガー・ウッズが277打で全米オープン2勝目。フィル・ミケルソンに3打差をつけた。ベスページ・ブラックで、春のマスターズに続く連勝となった。

  3. 7月

    アーニー・エルス、全英で刻んだ278打

    アーニー・エルスが全英オープンを278打で制した。72ホールを終えた同点の争いは、延長で決着した。大会を決めた場面は、下のストーリーでも辿れる。

  4. 8月

    リッチ・ビーム、全米プロを制す

    ヘーゼルティンの全米プロは、リッチ・ビームが合計278打で優勝。2位に1打差をつけた。

  5. 年間

    女子メジャーの勝者たち

    当時の女子メジャーは、すべて異なる選手が制した。全米女子オープンはジュリ・インクスター、全米女子プロはパク・セリが優勝。年間の優勝者一覧から、女子のもう一つの勢力図も見えてくる。

  6. 年間

    米女子、賞金と年間賞の顔ぶれ

    アニカ・ソレンスタムが賞金首位、年間最優秀選手、平均ストロークのヴェア・トロフィーをそろえた。一大会の優勝だけでなく、年間を通じた強さでもツアーの中心に立った。

日本のゴルフ

賞金争いと男女の主要選手権。海外の結果と並べて、この年の日本を振り返る。

  1. 年間

    谷口徹が国内男子の賞金首位に

    谷口徹が145,440,341円で賞金ランキング首位。前年とは違う選手が年間の頂点に立った。海外加算を含む額と、国内のみの額は成績カードで分けている。

  2. 年間

    不動裕理、年間4勝で賞金女王

    不動裕理が95,690,917円で国内女子の賞金ランキングを制した。年間4勝。3年連続の賞金女王。

  3. 大会

    デビッド・スメイルの日本オープン

    デビッド・スメイルが下関ゴルフ倶楽部 (山口県)で行われた日本オープンに優勝。合計271打でタイトルを獲得した。最終ラウンドは67で回った。

  4. 大会

    久保谷健一の日本プロゴルフ選手権

    久保谷健一がKOMAカントリークラブ (奈良県)で行われた日本プロゴルフ選手権に優勝。合計279打でタイトルを獲得した。最終ラウンドは67で回った。

  5. 10月

    高又順、日本女子オープンの頂点へ

    箱根で行われた日本女子オープンは、高又順が合計278打で優勝。年間の賞金争いとは別に、この一週間を勝ち切った選手の名前も残しておきたい。

  6. 9月

    具玉姫、日本女子プロを制す

    具玉姫が太平洋C六甲C(兵庫)で行われた日本女子プロ選手権に優勝。合計283打、5アンダーで2位に1打差をつけた。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 2002

白い二つの円を、目標に合わせる。

オデッセイの日本公式回顧は、WHITE HOT 2-BALLパターの発売を2002年と記す。ヘッド上の二つの白い円をボールと並べ、狙う方向を合わせやすくするという設計。

長いアイアンの間に、レスキュー。

テーラーメイドの2002年製品アーカイブにはRESCUE MIDが並ぶ。ロフトは15、19、22、25度。ウッドとアイアンの間を受け持つユーティリティという選び方を、当時の番手から振り返れる。

四人の延長から、エルスが抜ける。

全英はエルス、アップルビー、レベ、エルキントンによる大会初の四人の延長へ。エルスは4ホールをすべてパーとしてレベと並び、さらに18番を争って勝った。自身初の全英優勝だった。