ゴルフ史

1962年

ニクラウスの最初のメジャー。パーマーも連覇する。

ゴールドメダル・インペリアルを時代のアイコンに、世界と日本の賞金・主要大会・ゴルフの歩みを振り返る。22歳のジャック・ニクラウスが、全米の延長戦でパーマーを破った。そのパーマーは全英で6打差の連覇。のちに何度も並んで語られる二人が、同じ年に大きな勝利を挙げた。

この時代のドライバー

1962年登場、MIZUNO ゴールドメダル・インペリアルのドライバー実物写真。1962年の時代を振り返るアイコン。

1962年登場のゴールドメダル・インペリアル。当時のメーカー年表には「象牙フェース」と記され、ヘッドの作りに時代の個性が表れている。

賞金王と、この年の競技の歩み

SEASON LEADERS

世界と日本の賞金首位。ツアー制度の成立前、戦時の未集計、参考記録は区別して読む。

  • 米男子 · PGAの記録

    1962年

    アーノルド・パーマー

    $81,448.33

    年間賞金首位(歴代記録)

    公式記録集に掲載された年間の賞金首位。現在のボーナスや後年のシーズン区分とは合算しない。

  • 米女子 · LPGA

    1962年

    ミッキー・ライト

    $21,641

    年間賞金ランキング 1位

    米女子ツアーの年間賞金首位。大会優勝やアマチュアのメジャー優勝とは分けて振り返る。

  • 日本男子 · ツアー制以前

    1962年

    現行ランキングの成立前

    公式ツアー賞金王の対象外

    現行のツアー制度は1973年開始。この年の日本は、全国選手権やアマチュア競技、競技再開の歩みで振り返る。

  • 日本女子 · 国内ツアー

    1962年

    ツアー賞金記録の成立前

    歴代賞金女王表は1968年から

    日本プロゴルフ協会の女子部が1967年に発足。1968年からの歴代賞金女王表を、この年へ遡らせない。

男子メジャーは4大会の開催・休止を表示。全米プロは1957年までマッチプレー、1958年からストロークプレー。女子は当時の主要選手権を並べ、後年の4大会・5大会制を遡らせない。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

1962年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

開催されたメジャーと、その休止。女子の舞台や年間の成績にも目を向ける。

  1. 年間

    アーノルド・パーマーのマスターズ

    アーノルド・パーマーがマスターズを合計280打で制した。本戦の同スコアから延長戦で勝負を決めた。

  2. 年間

    ジャック・ニクラウスの全米オープン

    ジャック・ニクラウスが全米オープンを合計283打で制した。本戦の同スコアから延長戦で勝負を決めた。

  3. 年間

    アーノルド・パーマーの全英オープン

    アーノルド・パーマーが全英オープンを合計276打で制した。

  4. 年間

    ゲーリー・プレーヤーの全米プロ

    ゲーリー・プレーヤーが全米プロを合計278打で制した。

  5. 年間
  6. 年間

    ミッキー・ライトの複数メジャー制覇

    ミッキー・ライトがこの年のメジャー2勝。大会一覧に同じ名前が重なるほど、女子の主要タイトルで存在感を示した。

日本のゴルフ

全国選手権、アマチュア、女子の競技。賞金制度が整う前の時代から日本の歩みをたどる。

  1. 年間

    杉原輝雄の日本オープン

    杉原輝雄が日本オープンに優勝。合計287打で全国タイトルを獲得した。

  2. 年間

    中村寅吉、日本プロを制す

    中村寅吉が四日市で行われた日本プロ選手権に優勝。国内の賞金争いとは別に、全国のプロが競う選手権の勝者として名前が残る。

  3. 年間

    日本アマチュアは中部銀次郎

    中部銀次郎が廣野GCの日本アマチュアを制した。決勝は5 and 3。当時のマッチプレーでの勝利だった。

  4. 年間

    日本女子アマチュアの勝者

    松波紘子が相模原GC西Cで優勝。記録されたスコアは247(+22)。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 1962

パーマーと並んで、もう18ホール。

オークモントの全米オープンで、ニクラウスとパーマーは283打で並んだ。18ホールのプレーオフは71対74。ニクラウスは22歳で最初のプロの大会優勝を、最初のメジャー優勝として飾った。

全英では、パーマーが6打離す。

トゥルーンの全英は、パーマーが71、69、67、69の276打で連覇した。ネーグルとは6打差。前年に初めてジャグを手にした王者が、今度は当時の大会最少打数も更新した。

全英初出場のニクラウスは、34位。

パーマーに続いて海を渡ったニクラウスの、最初の全英は34位。11番で10打をたたく苦しい場面もあった。全米で勝った若者が全英もすぐに制したわけではなく、四年後の初優勝へつながっていく。