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国・地域未確認 · 男子・一般

ジョン・ヘンリー・テーラー

J.H. Taylor

日本語名は仮表記です。英語名を併記しています。

人物と歩み

イングランドのプロとして最初に全英を勝ち、通算5勝を挙げた名手。低い球で風雨に対応する堅実なプレーで、バードン、ブレイドと競った。

1893年の全英初出場で最初のラウンドを首位で終え、翌年に初優勝。1895年も荒天の最終ラウンドを78打で回り、連覇した。

その後も1900年、1909年、1913年に優勝。三巨頭の一員として、全英のタイトルを長期にわたって争い続けた。

勝つだけでなく、英国プロゴルフ協会の創設と運営にも関わった。競技者が職業として継続して活動できる基盤を整え、コース設計や著作にも経験を残した。

生涯成績

The Open記載のプロ通算19勝、PGA TOUR認定通算5勝。男子メジャー5勝。1894〜1913年に1種類のメジャーで優勝。

プロ通算(The Open記載)
19勝
PGA TOUR認定通算
5勝
男子メジャー通算
5勝
メジャー優勝大会の種類
1大会

公式資料の確認日:

ツアー通算勝利には、そのツアーが認定するメジャー優勝を含みます。メジャー勝利を足し合わせた総勝利数ではありません。一般・シニア・アマチュアの実績は区別しています。 歴史上の選手は、遡及認定を含むツアー通算と公式プロフィール掲載のプロ通算を分けて表示します。

メジャー優勝の内訳

全英オープン · 5勝
1894年、1895年、1900年、1909年、1913年

PGA TOUR認定通算は2026年公式メディアガイドの歴代一覧に基づきます。ツアー創設前やアマチュア時代の認定勝利を含むため、当時の所属ツアーやプロとしての勝利数を示すものではありません。メジャー通算とは重複するため合算しません。 プロ通算はThe Openの掲載値です。対象大会の明細は示されていないため、PGA TOUR認定通算・メジャー通算へ加算しません。

メジャーでのキャリア

1894年の全英オープンで最初のメジャー優勝。その後も勝利を重ね、1913年の全英オープンまでに通算5勝を挙げた。

大会ごとの実績

最多優勝の大会は全英オープンで5勝(1894・1895・1900・1909・1913年)。優勝したメジャーは1種類。

公式記録に残る通算勝利

PGA TOURの公式歴代勝利一覧では通算5勝と認定されている。歴史上の大会を遡って認定した記録を含み、世界各地の全大会を合計した生涯総勝利数ではない。

全英公式が紹介するプロキャリア

The Openの公式プロフィールはプロ通算19勝と紹介している。PGA TOUR認定5勝とは集計範囲が異なる。

キャリア年表

  1. メジャー優勝

    全英オープンで優勝。

    1894年のゴルフ史を読む →
  2. メジャー優勝

    全英オープンで優勝。

    1895年のゴルフ史を読む →
  3. メジャー優勝

    全英オープンで優勝。

    1900年のゴルフ史を読む →
  4. メジャー優勝

    全英オープンで優勝。

    1909年のゴルフ史を読む →
  5. メジャー優勝

    全英オープンで優勝。

    1913年のゴルフ史を読む →

ゴルフ史でたどるキャリア

  1. 雨の72ホールと、女子アマチュア選手権の始まり。

    オークタロニーの優勝賞金は30ポンド。これは2年前の賞金総額を上回る額だった。この全英にはJ・H・テーラーも初出場し、最初の75打で先頭に立った。テーラーが優勝するのは翌年だった。

    1893年のゴルフ史を読む →
  2. 全英がイングランドへ。米国ではUSGAが生まれる。

    J・H・テーラーは84・80・81・81の326打で、に5打差をつけた。アマチュアのボールとヒルトンに続き、イングランドのプロとして初めて全英を制した。

    1894年のゴルフ史を読む →
  3. テーラーの連覇。海の向こうでは、最初の全米。

    全英の最終ラウンドで、テーラーは首位を3打差で追っていた。足をしっかり据え、球を低く打つプレーで、強まる雨風の中を78打。合計322打とし、に4打差で連覇を決めた。

    1895年のゴルフ史を読む →
  4. 11打差からの逆転。バードンと、オールド・トム最後の全英。

    ミュアフィールドで、は最初に83打を打ち、首位のサンディー・ハードから11打差。それでも78・78・77と続け、合計316打でJ・H・テーラーに並んだ。

    追加の36ホールではバードンが78・79の157打、テーラーは80・81の161打。バードンが全英初優勝を果たし、友人でもあるライバルの3連覇を阻んだ。

    1896年のゴルフ史を読む →
  5. テーラーの8打差と、パリ五輪のゴルフ。

    J・H・テーラーは、セントアンドリュースの全英を4ラウンドすべて70台で回った。合計309打。ハリー・バードンに8打差、3位には13打差をつけた。後に「三巨頭」と呼ばれる三人が、初めて全英の上位三つを占めた。

    1900年のゴルフ史を読む →
  6. 最後の一打でシャフトが折れた。ブレイドの初優勝。

    36ホールではハリー・バードンと同点。3ラウンド目に74打を出して5打のリードを作り、最後は80打、合計309打で勝った。バードンが3打差、J・H・テーラーが4打差で続いた。

    1901年のゴルフ史を読む →
  7. 80、75、72、69。毎回縮めて、ホワイトが勝つ。

    ジェームズ・ブレイドは3ラウンド目に69打を出し、全英の18ホールのラウンドで、初めて70打を切った。最後はJ・H・テーラーがさらに68打。それでも二人の合計は297打となり、ホワイトが1打差で勝った。

    1904年のゴルフ史を読む →
  8. 83歳のオールド・トムが見送る、ブレイドの2勝目。

    ジェームズ・ブレイドは81・78・78・81の318打で、とJ・H・テーラーに5打差をつけた。強風の第1ラウンドは80打を切る選手がいない難しさ。ブレイドは1901年以来の全英2勝目を挙げた。

    1905年のゴルフ史を読む →
  9. 77、76、74、73。ブレイドが全英を連覇。

    77・76・74・73と打数を減らし、合計300打で優勝。J・H・テーラーに4打差、ハリー・バードンに5打差をつけた。三人が上位を占め、ブレイド自身は3勝目。前年に続く連覇となった。

    1906年のゴルフ史を読む →
  10. フランスのマッシーが全英王者に。日本アマも始まる。

    最終ラウンド前はJ・H・テーラーが1打リード。マッシーは77打、テーラーは80打となり、合計312打でマッシーが2打差の優勝を決めた。ヨーロッパ大陸の選手として初の全英王者となった。

    1907年のゴルフ史を読む →
  11. 9年ぶりのテーラー。ディールで全英4勝目。

    大会は初めてディールのシンクポーツで開かれた。海岸に沿って往復するリンクスで、J・H・テーラーはグリーン周りの技術を生かした。1900年以来となる優勝を狙っていた。

    と前年王者ジェームズ・ブレイドが301打で2位。テーラーは6打差で勝ち、ブレイド、ハリー・バードンと並ぶ全英4勝目を挙げた。三巨頭の競り合いは、翌年からさらに5勝へ進む。

    1909年のゴルフ史を読む →
  12. 20歳のウィメットが全米を勝つ。東京では倶楽部が生まれる。

    J・H・テーラーは73・75・77・79の304打で、前年王者に8打差をつけた。1894年の初優勝から19年。ブレイド、バードンに続いて全英5勝へ到達した。

    1913年のゴルフ史を読む →
  13. バードン、6度目の全英王者に。次の大会は6年後。

    ハリー・バードンは73・77で先頭。J・H・テーラーは2打差で追い、最後の36ホールを同じ組で争った。3ラウンド目はテーラーが74打、バードンが78打となり、今度はテーラーが2打リードした。

    最終ラウンド、テーラーは4番でバンカーから出した後に水へ入れ、7打。バードンは同じホールを4打で上がった。最後は78打、合計306打で、友人でもあるライバルに3打差をつけた。

    バードンは全英で初めて6勝へ到達した。テーラーが初めて勝った1894年から、この年までの21大会で三巨頭の優勝は16回。その後は第一次世界大戦のため、1915〜1919年の大会が行われなかった。

    1914年のゴルフ史を読む →

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J.H.テイラーが1913年の全英オープン5勝目で使ったと伝わるパターは、息子が校長を務めた学校の同窓会へ渡り、年次ゴルフ大会の賞品になっていた。 学校が閉校しても同窓会はパターを保管し、2023年にテイラーの古巣ロイヤル・ミッドサリーGCへ寄贈した。 製作者も1893年の全英王者だったという。一本の道具に、勝利と学校の記憶が重なっている。

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