ゴルフ史

1959年

ガレージから生まれた、音のするパター。

マスターフラッグを時代のアイコンに、世界と日本の賞金・主要大会・ゴルフの歩みを振り返る。カーステン・ソルハイムが自宅のガレージで作り始めた「1-A」パター。打球音はPINGという名前につながった。全英では、ゲーリー・プレーヤーが初めて勝つ。

この時代のドライバー

1958年登場、MIZUNO マスターフラッグのドライバー実物写真。1959年の時代を振り返るアイコン。

1958年登場のマスターフラッグ。ゴールドメダルに続く国産クラブの歩みを、実物写真からたどる。この年の新発売ではなく、登場年を明記した継続モデルとして掲載する。

賞金王と、この年の競技の歩み

SEASON LEADERS

世界と日本の賞金首位。ツアー制度の成立前、戦時の未集計、参考記録は区別して読む。

  • 米男子 · PGAの記録

    1959年

    アート・ウォール

    $53,167.60

    年間賞金首位(歴代記録)

    公式記録集に掲載された年間の賞金首位。現在のボーナスや後年のシーズン区分とは合算しない。

  • 米女子 · LPGA

    1959年

    ベッツィー・ロールズ

    $26,774

    年間賞金ランキング 1位

    米女子ツアーの年間賞金首位。大会優勝やアマチュアのメジャー優勝とは分けて振り返る。

  • 日本男子 · ツアー制以前

    1959年

    現行ランキングの成立前

    公式ツアー賞金王の対象外

    現行のツアー制度は1973年開始。この年の日本は、全国選手権やアマチュア競技、競技再開の歩みで振り返る。

  • 日本女子 · 国内ツアー

    1959年

    ツアー賞金記録の成立前

    歴代賞金女王表は1968年から

    日本プロゴルフ協会の女子部が1967年に発足。1968年からの歴代賞金女王表を、この年へ遡らせない。

男子メジャーは4大会の開催・休止を表示。全米プロは1957年までマッチプレー、1958年からストロークプレー。女子は当時の主要選手権を並べ、後年の4大会・5大会制を遡らせない。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

1959年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

開催されたメジャーと、その休止。女子の舞台や年間の成績にも目を向ける。

  1. 年間

    アート・ウォールのマスターズ

    アート・ウォールがマスターズを合計284打で制した。

  2. 年間

    ビリー・キャスパーの全米オープン

    ビリー・キャスパーが全米オープンを合計282打で制した。

  3. 年間

    ゲーリー・プレーヤーの全英オープン

    ゲーリー・プレーヤーが全英オープンを合計284打で制した。

  4. 年間

    ボブ・ロスバーグの全米プロ

    ボブ・ロスバーグが全米プロを合計277打で制した。

  5. 年間
  6. 年間

    シーズンを通じた賞金の頂点

    アート・ウォールが米男子の年間首位、ベッツィー・ロールズが米女子の賞金首位。メジャー一大会の勝者と、シーズン全体で積み上げた成績を並べて振り返る。

日本のゴルフ

全国選手権、アマチュア、女子の競技。賞金制度が整う前の時代から日本の歩みをたどる。

  1. 年間

    陳清波の日本オープン

    陳清波が日本オープンに優勝。合計296打で全国タイトルを獲得した。

  2. 年間

    中村寅吉、日本プロを制す

    中村寅吉が茨木で行われた日本プロ選手権に優勝。前年、一昨年に続く3連覇を達成。大会はこの年から日本プロゴルフ協会主催となった。

  3. 年間

    日本アマチュアは中部一次郎

    中部一次郎が相模CCの日本アマチュアを制した。決勝は6 and 5。当時のマッチプレーでの勝利だった。

  4. 年間

    日本女子アマチュアの勝者

    エドナL.ジャコラが東京GCで優勝。記録されたスコアは249(+27)。この年から、JGA主催の日本女子アマチュア選手権が始まった。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 1959

自分のパットを、道具から考える。

1959年、エンジニアのカーステン・ソルハイムは、自宅のガレージでクラブ作りを始めた。生まれたのはグリーンで球を転がすクラブ、1-Aパター。PINGの公式史は、この一本をブランドの出発点としている。

打つと、PINGと響く。

1-Aを打つと「ピン」と高い金属音が鳴る。PINGの社名はこの音に由来する。ヘッドのヒールとトウへ重さを配し、芯を外した打球にも強いパターを目指した。

ミュアフィールドでは、新しい全英王者。

プレーヤーは最後の36ホールで8打差を逆転。最終ホールのダブルボギーにもかかわらず、284打で2打差の優勝となった。全英初出場の4位から三年後、最初のメジャーをつかんだ。