ゴルフ史

1957年

霞ヶ関で、日本代表が世界に勝った。

ゴールドメダルを時代のアイコンに、世界と日本の賞金・主要大会・ゴルフの歩みを振り返る。中村寅吉と小野光一が、カナダカップの団体戦を制した。スニードらを擁する米国に9打差。中村は個人戦も勝ち、日本のゴルフ史に残る秋となった。

この時代のドライバー

1954年登場、MIZUNO ゴールドメダルのドライバー実物写真。1957年の時代を振り返るアイコン。

1954年登場のゴールドメダル。黒いヘッドと赤いマークが印象的な、木製ドライバーの一本。この年の新発売ではなく、登場年を明記した継続モデルとして掲載する。

賞金王と、この年の競技の歩み

SEASON LEADERS

世界と日本の賞金首位。ツアー制度の成立前、戦時の未集計、参考記録は区別して読む。

  • 米男子 · PGAの記録

    1957年

    ディック・メイヤー

    $65,835.00

    年間賞金首位(歴代記録)

    公式記録集に掲載された年間の賞金首位。現在のボーナスや後年のシーズン区分とは合算しない。

  • 米女子 · LPGA

    1957年

    パティ・バーグ

    $16,272

    年間賞金ランキング 1位

    米女子ツアーの年間賞金首位。大会優勝やアマチュアのメジャー優勝とは分けて振り返る。

  • 日本男子 · ツアー制以前

    1957年

    現行ランキングの成立前

    公式ツアー賞金王の対象外

    現行のツアー制度は1973年開始。この年の日本は、全国選手権やアマチュア競技、競技再開の歩みで振り返る。

  • 日本女子 · 国内ツアー

    1957年

    ツアー賞金記録の成立前

    歴代賞金女王表は1968年から

    日本プロゴルフ協会の女子部が1967年に発足。1968年からの歴代賞金女王表を、この年へ遡らせない。

男子メジャーは4大会の開催・休止を表示。全米プロは1957年までマッチプレー、1958年からストロークプレー。女子は当時の主要選手権を並べ、後年の4大会・5大会制を遡らせない。

メジャーの勝者を、一望する

MAJOR CHAMPIONS

1957年に起きたこと

WORLD & JAPAN

世界のゴルフ

開催されたメジャーと、その休止。女子の舞台や年間の成績にも目を向ける。

  1. 年間

    ダグ・フォードのマスターズ

    ダグ・フォードがマスターズを合計282打で制した。

  2. 年間

    ディック・メイヤーの全米オープン

    ディック・メイヤーが全米オープンを合計282打で制した。本戦の同スコアから延長戦で勝負を決めた。

  3. 年間

    ボビー・ロックの全英オープン

    ボビー・ロックが全英オープンを合計279打で制した。

  4. 年間

    ライオネル・ヒーバートの全米プロ

    ライオネル・ヒーバートが全米プロに優勝。決勝は2 and 1で決着した。当時はマッチプレーで、72ホールの合計打数で争う方式ではなかった。

  5. 年間
  6. 年間

    シーズンを通じた賞金の頂点

    ディック・メイヤーが米男子の年間首位、パティ・バーグが米女子の賞金首位。メジャー一大会の勝者と、シーズン全体で積み上げた成績を並べて振り返る。

日本のゴルフ

全国選手権、アマチュア、女子の競技。賞金制度が整う前の時代から日本の歩みをたどる。

  1. 年間

    小針春芳の日本オープン

    小針春芳が日本オープンに優勝。合計288打で全国タイトルを獲得した。

  2. 年間

    中村寅吉、日本プロを制す

    中村寅吉が程ヶ谷で行われた日本プロ選手権に優勝。国内の賞金争いとは別に、全国のプロが競う選手権の勝者として名前が残る。

  3. 年間

    日本アマチュアはA.Small

    A.Smallが小金井CCの日本アマチュアを制した。決勝は10 and 9。当時のマッチプレーでの勝利だった。

  4. 年間

    全日本女子ゴルフ選手権大会の勝者

    小坂旦子が鷹之台CCで優勝。記録されたスコアは273。全日本女子ゴルフ選手権大会として開催された時代。1959年からJGA主催の日本女子アマチュアとなる。

この年を、もう少し深く

STORIES OF 1957

世界の代表が、霞ヶ関へ。

のちにワールドカップとなるカナダカップ。第5回は10月24〜27日、霞ヶ関カンツリー倶楽部東コースで開かれた。日本代表は中村寅吉と小野光一。二人の合計打数で団体の勝負が決まる。

スニードのいる米国に、9打差。

中村が274打、小野が283打で、団体合計557打。サム・スニードとジミー・ディマレーの米国は566打だった。日本は9打差で優勝し、中村は個人戦でも頂点に立った。

全英では、ロックが流れを止める。

セントアンドリュースの全英は、ロックが279打で四度目の優勝。三連覇中のトムソンを3打差で破った。最終日の組合せを上位選手が最後に出る形にし、BBCが終盤を初めて生中継した大会でもある。